よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

山城の紅葉-奈良県高取町:高取城址

2024年12月12日 | 奈良(奈良市以外)
Takatori Castle Ruins, Takatori Town, Nara Pref.

さてさて、壺阪寺に紅葉を求めて出向いて行ったワタクシ達ですが、壺阪寺の紅葉はまだ見ごろ前でした。
次の目的地は「高取城址」です。壺阪寺よりも標高が300m以上高くなるので、紅葉が進んでいることを期待しますわ


また詳しく記載したいと思いますが、高取城は日本屈指の山城でした。
ですので、かなりの坂道を登っていくことになるんです。ワタクシは高取城址を訪れるのは初めてなのでワクワクします


山道に入って少し歩くとm大きな岩山いっぱいに彫られた石像群「五百羅漢岩」があります。
この五百羅漢岩がいつ頃のものかは確かな記録は遺されていないようです。
16世紀末ごろ、豊臣家の重臣・本田利久が高取城を築城した際に、石工たちに命じて掘らせたという説が有力だそうです


山道を50分ほど歩いたでしょうか。立派な石垣が見えてきました。
高取城は明治時代に廃城となり、天守をはじめ主要な建造物は崩壊してしまいましたが、多くの石垣は残っているんです


石垣の上に立派なカエデの木があり、見事に色づいていました。やっぱり標高の違いで色づきが変わるものですね


紅葉を鑑賞することを「紅葉狩り」と言いますが、この日は山道を登っての紅葉狩りでした。
汗をかきながら坂道を登ってきた甲斐がありました


ところで、「狩り」は、一般的には「狩猟」、つまり「野生の鳥や獣を捕らえること」を意味しますが、
なぜか「紅葉を観賞すること」を紅葉狩りといいますね。獲物を捕まえるわけではないにに、なぜ「狩り」と呼ぶのでしょうか


平安時代の貴族は、歩くことを下品と考えて、牛車(ぎっしゃ)で外出することが多かったようです。
しかし、山道を牛車で上って、花や紅葉を愛でることはさすがに難しいですね。
そこで、花や紅葉を見に、山野に歩いて出かけることを「狩り」に見立てるようになったと考えられているんです


今の時代は野山を歩くことは下品ではなく、むしろ健康的だと考えられます。
でも、「紅葉狩り」という言葉が今も残っていることが興味深いですね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


今年は大河ドラマで平安時代が取り上げられたために、平安時代の貴族の暮らし、風俗等に興味を持つ人も多かったようです。
ただ、私は迷信を信じ、占いに没頭していた平安貴族の暮らしというものに対して、何の憧れも抱くことがありません。
当時の農民達は魚や海藻をとって食べていたりしていたので、貴族よりも健康的な食生活だったと言われているんですよ。



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