異国の香り-神戸市中央区：旧居留地

The Former Foreign Settlement, Chuo Ward, Kobe City

さてさて、ワタクシのブログは古い町並みや下町の風景ばかり紹介しているように思われるかもしれませんが
ワタクシだって、時にはオシャレな町を歩くことだってあるのです。
ワタクシ、久々に神戸の町に行くことにいたしました。


ワタクシはまず、中央区の旧居留地に向かいました。
旧居留地は、幕末の安政五カ国条約に基づき、1868年1月1日から1899年月16日までの間、兵庫津の東に設けられた外国人居留地なんです。
安政の五か国条約では函館、新潟、横浜、神戸、長崎の五つの港が開港されましたが、その中でも神戸と横浜は
明治時代以降に貿易港として大きく発展することになるんですね。


後に居留地は日本に返還されましたが、日本の海運会社や商社、銀行などが進出しました。
そして、この地域にはいわゆる近代洋風建築が次々と建てられていったのです。
そんなビルディングが今も数多く残り、オフィスや商店、飲食店などに利用されているんですよ。


この界隈を歩いていると、次々と素敵な建築物に出会います。ワタクシは明治や大正期の擬洋風建築が好きなので
この旧居留地を歩くのが大好きなんです。


そうそう。今年の夏は不純な天候が続きましたが、この日は朝から快晴でありました。
夏らしい強い日差しが射してきますが、ワタクシは暑さには強い方ですので大丈夫。
それよりも、雨天や曇天の方がワタクシは嫌なのです。


旧居留地の西側にあるのが、大丸百貨店の神戸店です。
この建物は1927年に建立されたものですから、もうすぐ90年の歳月になるのですね。
かつて百貨店という場所が、憧れの場所であった時代をこの建物から感じることが出来ますね。


大丸百貨店の1階部分にオープンカフェがあるんです。外国のものを取り入れるのが好きな日本の国ですが、オープンカフェは定着しませんね。
まぁ、高温多湿の日本ではオープンカフェよりも冷房の効いている室内に行きたいのは当然ですな。
ワタクシ、以前にチェコに行った時に、オープンカフェが気に入って毎日のようにカフェでコーヒーやビールを飲んでました。
なにせ真夏でも昼間の気温が20℃くらいですし、湿度が低いのですごく居心地がいいんですよねぇ。


しかしながら、神戸の町にはオープンカフェが似合います。神戸という町が持つ異国の雰囲気がそう感じさせるのでしょうね。


ではでは、神戸の街を歩くとしましょうか。

使用したカメラ：FUJIFILM X-T1


ここ旧居留地は海沿いにあり、阪神淡路大地震の際には大きな被害を受けました。
今では町を歩いていても、震災の影響を感じることはほとんどありません。
東北地方の各地が、一日も早く神戸のように復旧してほしいと願うばかりです。


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