Manpukuji Temple, Uji City, Kyoto Pref.
さてさて、京風のお寿司をいただき、伏見の散策を終えたのですが、時刻はまだ11時過ぎなんですよ。
このまますぐに家に帰るのも勿体無いなぁと思い、ワタクシは宇治市の方に向かうことにしました。
と言っても、12時前後に平等院鳳凰堂などに行けば観光客だらけです。
ワタクシは宇治市にある「隠れた名刹」へと向かったのでした
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ワタクシが向かったのは萬福寺というお寺です。正式には黄檗山萬福寺と言いまして、黄檗宗の大本山のお寺です。
この総門を見て「中国みたいなお寺やなぁ」と思われませんでしたか
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この建物は三門です。重厚感ある建物に圧倒されそうな気持ちになりますが、黄檗宗って浄土真宗とか真言宗と違って、
ちょっと馴染みが薄い宗派ですよね。長崎などには黄檗宗のお寺も多いのですが、他の地域では少ないと思います
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黄檗宗(おうばくしゅう)は、臨済宗、曹洞宗と並ぶ三禅宗なのですが、江戸時代はじめの明朝復興の頃に始まった一宗派です。
江戸時代初期に来日した隠元隆琦(いんげんりゅうき)を開祖とする宗派です。
他の2つの禅宗と黄檗宗が大きく違う点として、中国的な特徴を色濃く残しているということが挙げられます。
臨済宗、曹洞宗は長い年月の中で日本化していったのに対して、江戸初期から中頃にかけて萬福寺の住職は、
殆どが中国から渡来した僧侶でした。朝夕のお勤めをはじめ儀式作法や法式・梵唄にはその伝統が受け継がれており、
今日の中国寺院で執り行われている仏教儀礼と共通する部分が数多く見られるそうです。この香炉も中国風ですね
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天王殿の中には1663年造立の布袋坐像がありました。布袋は七福神の中で唯一、実在の人物といわれています。
中国では弥勒菩薩信仰と交わって、布袋は「弥勒菩薩の化身」といわれるようになりました。
現在でも中国や台湾では「弥勒」と呼ばれているとのことです
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向こうに見えるのは萬福寺の本堂であり、最大の伽藍である大雄寶殿です。回廊を歩いて大雄寶殿へ向かいます
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ワタクシ、萬福寺に来るのは四度目か五度目になるのですが、萬福寺は宇治という大観光地にあり、
あの平等院鳳凰堂から車だと20分もあれば行くことが出来るんです。
でも、知名度が低いせいか、いつ訪れても比較的静かに参拝することが出来るんですよ
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萬福寺の斎堂前の回廊には、体長2メートルほどの巨大な木製の魚の形をしたものが吊るされています。
これは開梛(かいばん)といい、黄檗宗の寺院に特有の木製の法具で、時刻を知らせるためのものです。
隠元禅師が渡来した際、日本に伝えました。魚の形をした鳴らし物で、その形状から「魚梆」(ぎょほう)「魚板」(ぎょばん)とも
呼ばれるそうでして、木魚の原形となったもので、現在も時刻を知らせるために使用されているそうです
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ダルマさんが置かれてありました。言うまでもなくダルマは達磨僧侶の座禅姿を模した置物です。
「ああ、やっぱりここは禅宗のお寺なんだなぁ」と思いましたわ
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使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
ここ萬福寺は桜も綺麗ですし、紅葉も見事で、私は特に紅葉に関してはかなりの美しさだと思っています。
そのわりに知名度が低く、場所的にもちょっと他の有名な寺社仏閣から離れた場所にあるせいか、あまり訪れる人が多くないんですよ。
私はこのまま萬福寺が静かに参拝できるお寺であってほしいような、一方で多くの人に知ってほしいような複雑な気持ちになるのです。
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さてさて、京風のお寿司をいただき、伏見の散策を終えたのですが、時刻はまだ11時過ぎなんですよ。
このまますぐに家に帰るのも勿体無いなぁと思い、ワタクシは宇治市の方に向かうことにしました。
と言っても、12時前後に平等院鳳凰堂などに行けば観光客だらけです。
ワタクシは宇治市にある「隠れた名刹」へと向かったのでした
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ワタクシが向かったのは萬福寺というお寺です。正式には黄檗山萬福寺と言いまして、黄檗宗の大本山のお寺です。
この総門を見て「中国みたいなお寺やなぁ」と思われませんでしたか
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この建物は三門です。重厚感ある建物に圧倒されそうな気持ちになりますが、黄檗宗って浄土真宗とか真言宗と違って、
ちょっと馴染みが薄い宗派ですよね。長崎などには黄檗宗のお寺も多いのですが、他の地域では少ないと思います
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黄檗宗(おうばくしゅう)は、臨済宗、曹洞宗と並ぶ三禅宗なのですが、江戸時代はじめの明朝復興の頃に始まった一宗派です。
江戸時代初期に来日した隠元隆琦(いんげんりゅうき)を開祖とする宗派です。
他の2つの禅宗と黄檗宗が大きく違う点として、中国的な特徴を色濃く残しているということが挙げられます。
臨済宗、曹洞宗は長い年月の中で日本化していったのに対して、江戸初期から中頃にかけて萬福寺の住職は、
殆どが中国から渡来した僧侶でした。朝夕のお勤めをはじめ儀式作法や法式・梵唄にはその伝統が受け継がれており、
今日の中国寺院で執り行われている仏教儀礼と共通する部分が数多く見られるそうです。この香炉も中国風ですね
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天王殿の中には1663年造立の布袋坐像がありました。布袋は七福神の中で唯一、実在の人物といわれています。
中国では弥勒菩薩信仰と交わって、布袋は「弥勒菩薩の化身」といわれるようになりました。
現在でも中国や台湾では「弥勒」と呼ばれているとのことです
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向こうに見えるのは萬福寺の本堂であり、最大の伽藍である大雄寶殿です。回廊を歩いて大雄寶殿へ向かいます
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ワタクシ、萬福寺に来るのは四度目か五度目になるのですが、萬福寺は宇治という大観光地にあり、
あの平等院鳳凰堂から車だと20分もあれば行くことが出来るんです。
でも、知名度が低いせいか、いつ訪れても比較的静かに参拝することが出来るんですよ
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萬福寺の斎堂前の回廊には、体長2メートルほどの巨大な木製の魚の形をしたものが吊るされています。
これは開梛(かいばん)といい、黄檗宗の寺院に特有の木製の法具で、時刻を知らせるためのものです。
隠元禅師が渡来した際、日本に伝えました。魚の形をした鳴らし物で、その形状から「魚梆」(ぎょほう)「魚板」(ぎょばん)とも
呼ばれるそうでして、木魚の原形となったもので、現在も時刻を知らせるために使用されているそうです
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ダルマさんが置かれてありました。言うまでもなくダルマは達磨僧侶の座禅姿を模した置物です。
「ああ、やっぱりここは禅宗のお寺なんだなぁ」と思いましたわ
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使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
ここ萬福寺は桜も綺麗ですし、紅葉も見事で、私は特に紅葉に関してはかなりの美しさだと思っています。
そのわりに知名度が低く、場所的にもちょっと他の有名な寺社仏閣から離れた場所にあるせいか、あまり訪れる人が多くないんですよ。
私はこのまま萬福寺が静かに参拝できるお寺であってほしいような、一方で多くの人に知ってほしいような複雑な気持ちになるのです。
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子供のころからお寺参りが大好きで
講堂での 京都から見える高僧との禅問答に 意味も分かりませんが惹かれて良くお参りしたものです。
朱色の魚板が印象的です。
京都で中国色が濃いお寺があるんて知りませんでした、
珍しい宗派ですね、観光客も少ないのはいいですね、
紅葉の時期も是非是非紹介して下さい。
ポチ
すっかり初夏の陽気になりましたねー。
今日も暑かったです。
ポチ⭐︎
ゆっくりのんびりと見学したいです。
混んでる様子は想像したくないですよね。
ひとりなので、気ままに過ごします。
近所にお寺や神社が探して行ってみたいと思います。
(有名なお店とか映える食べ物とか、興味がないんですw)
ちょっと変わってて興味深いですね
行ってみた~い
☆彡
隠れた素敵な場所をご存知ですね!
☆
生協のツアーで食事をしたのですよ。
他のことは忘れたけど・・梅干しの天ぷらがめちゃ美味しかったことだけ覚えています(笑)
万福寺行ったことあります
主人につれてもらいました
応援です☆
一気に人が増える時代ですからねぇ(✽´ཫ`✽)
確かに。。。
「メンチを切る」
って関東の方では
「ガンを飛ばす」
って言いますね(*゚艸゚*)-3
今年は紅葉もぜひ紹介して
ください☆
どこだったか思い出せませんが
同じように巨大な木製の魚が吊るされていました。
誰もいないところで失礼な言い方だけど
とても不気味な雰囲気なところだったので
映像としてだけ強く記憶に残っているのです。
気になるのでゆっくり探してみます。
静かでいい雰囲気の萬福寺!
まだ訪れたことがないです。
機会があれば「行きたいなぁ~!」と
おもいました!
☆
初めて聞きました。
風情のあるお寺さんですね。
黄檗宗、恥ずかしながら初めて知りました
読み方も分かりませんでした😅
確かに中国をイメージさせるお寺さんですね。
多くの方に知ってもらいたいけど、静かに参拝できるお寺であってほしい・・・
そのようになるといいですね!
凸
知りませんでした。知らないことが多すぎるワタクシ。教えてくださってありがとうございます!禅宗なんですね。
中国っぽい、香炉。色がターコイズブルー!!綺麗です。
萬福寺お名前で、すっかり好きになりました!
中国っぽいというか少林寺のお寺によく似てますね
直近では 昨年12月
https://blog.goo.ne.jp/tsakaegoo/d/20231209
立派な三門ですね
黄檗宗(おうばくしゅう)は、臨済宗、曹洞宗と並ぶ三禅宗ですか
全く知りませんでした忘れないと良いのですが・・・・
ここを訪れる多くのご婦人は
普茶料理が目的のようですね(笑)
萬福寺も好きなお寺です。
和風のお寺との相違点を感じられるお寺ですね。
いつ行っても、観光客の姿は少ないような😅
いつか普茶料理も食べてみたいな🍴
立派な三門ですよね
魚版のことも札名を受けました
座禅をくんでの朝粥をいただきました
懐かしい若い日のことでした
聞きなれない宗派ですね、
詳しく有難うございました。
ググりました~。
でも、説明を書いてくれてましたね(笑)
禅宗なんですね。
臨済宗と曹洞宗は知ってるけど、黄檗宗は
馴染みがないです。
所々に中国を感じられるお寺。
知名度が低く、ゆっくり参拝できるのも
いいですね。
凸
ぽち
黄檗宗は知りませんでした
「中国の特徴が色濃く」残ってますね
回廊もいいですし
魚の形をした木製の鳴らし物も
味があります
静かにゆっくり観れるのはいいですね
萬福寺という名前からも
中国風が感じられます。
隠れた紅葉の名所なのですね。
行ったことがないです。