小沢一郎がいようがいまいが改革の嵐は吹いてしまったからには、もう止められないと言いました。昨日小沢一郎氏が民主党の幹事長になりました。
御存知小沢氏、政界の「ぶっ壊し屋」の異名を持っています。これが彼が真の国士であるか、はたまた利権の亡者であるかが問われると思います。
先刻、西松建設の政治献金で彼の秘書が拘留されているのは周知の事実です。その反面、政権交代を実現させた実力は他の追従を許しません。
彼の本当の思惑というものは今、針は読めません。表では改革を唱え、裏では利権を貪るという事があるかも知れません。もしそうなら、彼を排除してから、前に進まなくてはなりません。
話は、ちょっとずれますが昔中華人民共和国が設立した時には、一気に改革の嵐が吹いて、時の資本家、地主階級が粛清の標的にされてしまいました。農民の爺さんが「こいつは地主階級だ!」と言った途端に、一列に並ばされて、処刑されてしまったそうです。
その為に蒋介石一党、資本階級、地主階級は難を逃れて台湾へと落ち延びて行きます。針の家には「赤い故郷を捨てた人々」という本がありますが、其れによると、台湾まで海を命からがら、泳いで渡ったとあります。・・・という経緯がありました。
時の流れというものは、凄まじいもので個人の力なんぞ、微々たるものです。今回の衆院選は国民の総意に近いもので民主党が大勝しましたが、一旦流れが出ると、もう後戻りはしません。かつて太平洋戦争の時も、悪い意味で日本が突っ走ってしまいました。よく軍部だけの責任だけを言いますが、洗脳された事もありますが、日清・日露の戦勝で湧いて思い上がった国民の責任も重いと思います。
2.26事件、5,15事件が引き金になったのもあります。この時は時の政権に国民が不満を持って、軍部が決起を起こしたものでした。
時の流れは大河の如く、漫漫的(マンマンダと言います)ゆっくり流れますが、時に、急流となります。
今の日本がこれに当たると思っています。針はこれを期待しています。よく報道では、民主が駄目ならといいますが、官僚と結びついた自民党に戻る積もりはありません。今、本当の忍耐力が必要だと思います。何も経済力とかでは無くて、改革を進行させる為に必要な忍耐力です。
最初の4年は、自民・官僚が駄目にしてきた、後始末だと思っています。何も知らない・経験の無い政権ですから、改革が進んでいるなら、「良し」とすべきなのか・・ですね。このときに小沢氏が妙な行動をしたら、その時にマスコミも国民も叩くべきですね。
前にも言いましたが、重要案件に関しては民主党とかの問題ではなく、国民に打診すべきだと思います。そのときは暴動が起きてしまうでしょうね。