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こんにちは。今日は一日中よく降りましたね☔️☔️☔️
なかなか、夏野菜の苗を買いに行けないでいます(苦笑)
明日からは、晴れマーク☀️が続くようですね❣️
気持ちだけでも明るくなるようにと!お花の写真💐にしました😗
毎週、日曜日は院長の自伝を連載しています😋
昼休みに電話が鳴った。喘ぐような声で「治療していただけますか」と言う。
それが彼女(妻)との最初の出会いでした。
後で知ったことで有るが、当時彼女は脳性麻痺者等ガイドヘルパーを行っていたので、
当院に通院している下半身麻痺の患者さんの介護に何度も来ていたようですが、
面識は無く話をするのはこの時が初めてであった。
今でも鮮明に覚えているが、午後の治療が始まって三人目の患者さんだった。
問診によれば、小学生の頃東海市に住んでいて大きな製鉄工場が三社有り、その
煤煙で喘息に罹ったと言う。喘ぎ喘ぎの声で話をするのでこちらの方が苦しくなる。
問診もそこそこに治療をはじめる。
軽くお腹を診ると水滞がうかがえる。
今でも鮮明に覚えているが、午後の治療が始まって三人目の患者さんだった。
問診によれば、小学生の頃東海市に住んでいて大きな製鉄工場が三社有り、その
煤煙で喘息に罹ったと言う。喘ぎ喘ぎの声で話をするのでこちらの方が苦しくなる。
問診もそこそこに治療をはじめる。
軽くお腹を診ると水滞がうかがえる。
手を取り脉を診ると沈んでゆっくりして力なく渋ってはいるが時々チリチリと指をはじく。
「これでは小便が出にくいでしょ」と言うと、その答えに驚いた。
喘ぎながらも済ました声で「はい、一日出ないことも有ります」と言うのだ。エ!
これには私の方が驚いた。「よく、尿毒症にならなかったですね」
驚いたのはこれだけではない。薬を一日に七十錠も飲んでいると言うのだ。
「なるほど。薬で殺しながら薬で無理矢理生かしているのだな」
喘ぎながらも済ました声で「はい、一日出ないことも有ります」と言うのだ。エ!
これには私の方が驚いた。「よく、尿毒症にならなかったですね」
驚いたのはこれだけではない。薬を一日に七十錠も飲んでいると言うのだ。
「なるほど。薬で殺しながら薬で無理矢理生かしているのだな」
「病を見て人を観ず」とはこのことか。
対症療法による副作用で患者の呼吸だけでは無く脉までもあえいでいる。
対症療法による副作用で患者の呼吸だけでは無く脉までもあえいでいる。
現れている病症を抑える薬により患者自身が本来持っている生命力・恒常性維持機能までも抑えられているのだ。
再度慎重に脉を診る。沈んで細く力ないが時にチリチリと指を弾く。当に抗いを感じる脉だ。
私はこの脉状を“抗脉”と呼ぶことにした。
こんな脉状は東洋医学の中にはない。そりゃ当然である。
再度慎重に脉を診る。沈んで細く力ないが時にチリチリと指を弾く。当に抗いを感じる脉だ。
私はこの脉状を“抗脉”と呼ぶことにした。
こんな脉状は東洋医学の中にはない。そりゃ当然である。
東洋医学が体系づけられた時代には化学薬品は無かったので有る。
参考までに私達脉診流・経絡治療家が診ている脉の種類は概ね以下の通りである
【七表八裏九道の脉】
七表の脉は、浮・こう・滑・実・弦・緊・洪の形状を現す
八裏の脉は、微・沈・緩・濇・遅・伏・濡・弱の形状を現す。
九道の脉は、長・短・虚・促・結・代・牢・動・細の形状を現す。
これらの脉状を観察することにより、患者さんが苦しんでいる病の本態を求めます。
更に聞く、「これは息をはく時よりも吸う方が苦しいですね」、「はいそうです」
治療方針は決まった。
右手の足関節内側の経穴(ツボ)に軽く鍼をあてること数呼吸、スーット息が入った。
その他喘息に関係する経穴に軽く鍼を施して十分ほどで終了し、治療助手にお灸をしてもらい治療終了する。
彼女は、「今日の午後、病院で点滴の予約をしてありますが、喘息発作が治ったので点滴には行かなくてよいでしょうか」と聞く。
「予約して有るならば、とりあえず病院に行って診断してもらってください」と
言い翌日も必ず来院することを告げた。
参考までに私達脉診流・経絡治療家が診ている脉の種類は概ね以下の通りである
【七表八裏九道の脉】
七表の脉は、浮・こう・滑・実・弦・緊・洪の形状を現す
八裏の脉は、微・沈・緩・濇・遅・伏・濡・弱の形状を現す。
九道の脉は、長・短・虚・促・結・代・牢・動・細の形状を現す。
これらの脉状を観察することにより、患者さんが苦しんでいる病の本態を求めます。
更に聞く、「これは息をはく時よりも吸う方が苦しいですね」、「はいそうです」
治療方針は決まった。
右手の足関節内側の経穴(ツボ)に軽く鍼をあてること数呼吸、スーット息が入った。
その他喘息に関係する経穴に軽く鍼を施して十分ほどで終了し、治療助手にお灸をしてもらい治療終了する。
彼女は、「今日の午後、病院で点滴の予約をしてありますが、喘息発作が治ったので点滴には行かなくてよいでしょうか」と聞く。
「予約して有るならば、とりあえず病院に行って診断してもらってください」と
言い翌日も必ず来院することを告げた。
次週に続く
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