遅い梅雨入りから数日経ち、朝方からの激しい雨が降ったりやんだりの今日、初めての患者さんから予約をいただきました。
おいでになってからはりきゅうにするか、マッサージにするか相談して決めたいとのことでした。
予約した午後からの時間においでの患者さんは、
「肩こりや目の疲れ、腰もひどくはないけれど気になる。」
「パソコンに向かって座っている時間が長い。」
「忙しすぎてしんどい。」
と、かなりお疲れがたまっているご様子です。
「はりは何回かしたことがあるが響きが苦手。どのはりも響くわけではないが,響くかと思うと怖い。」
とのことで、指圧マッサージを行うことに。
また、ホームページをご覧になって興味を持たれていたのか、こちらがお勧めするより早く、
「もぐさんをやってみたいです。」
ということで、指圧マッサージにもぐさん箱きゅうをひとつオプションで加える治療になりました。
触れて行くうちに腰の硬さが際立っているのがわかりますし、少し圧しても痛そうです。自分でははっきり腰痛として感じては居ないけれども,ちょっと圧されると痛いのです。これに冷えやちょっとした動き、疲労が重なるとぎくっとなりやすい状態です。
腰をもぐさんで温めるのはよいアイデアで、20分位経つとほどよい暖かさでとろっと眠たくなります。うつ伏せでの治療の後、仰向けになり、もぐさんの余熱でおなかを温めながらさらに続け、1時間少々で終了しました。
腰とおなか両側から温めたのですっかり心地良くなってしまったのか、
「次は頭のはりをしてみようかな・・・。」と笑顔でお帰りになりました。
使う道具は同じでも施術する人によってタッチが違ったりしますので、どこで治療を受けても同じ感覚と言うことはないように思います。気になること嫌なこと、お話しいただいてから治療に入るのが大事だと改めて思いました。