コメント
 
 
 
死神 (マユ)
2009-08-27 01:37:00
ご無沙汰しています。
つい先月、ビュフェ美術館に行ってきたので、記事をTBさせていただきました。モノローグみたいなものですが。

ビュフェ作品に初めて触れた10歳くらいのときに、無条件にこっちの世界に引きずり込まれました。
彼は私が美術史に進むきっかけとなった画家であり、わたしの倫理基準が「美しいかどうか」になってしまったきっかけでした。
そして、あの駿河平の美術館は、私が『住みたい』と思ってしまう美術館が自分が善しとする美術館のありかただ、という思い込みのきっかけでもありました。


ビュフェの絵のなかの死はどこかいとおしくて、だからこそ彼の死への突入の仕方には、唇を噛みながらもなんの否定の言葉も発することはできませんでした。

 
 
 
こんにちは (みゆ@毛穴の吸引大好きです。)
2009-08-27 23:03:14
ビュフェの絵は、静かで暗めですけど、激しかったり派手だったりもし、ときにちょっとグロテスクでありながら、シックでしゃれていると思います。フランス的!で好きです。
若いころ、発表した当初から人気があったのもうなずけます。
 
 
 
Unknown (はろるど)
2009-08-28 21:25:09
@マユさん

こんばんは。こちらこそご無沙汰しております。TBありがとうございます。

>私が美術史に進むきっかけとなった画家

まさに特別な画家というわけですね。
私も以前は「何となく好き」だったのが、駿河平へ行ってから「偏愛の画家」という位置づけになりました。
確かに好きな作品がある美術館は、そこに住みたいと思う要素はありますね。ただビュフェの場合はやや影も強くて、その辺を日常で受け入れられるのかなという贅沢(?)な悩みもありますが…。

>死はどこかいとおしくて、だからこそ彼の死への突入の仕方

晩年の連作を見ていると覚悟どころか、
それこそ死ぬために絵を描いていたというように思えてなりません。あれほど直裁的に死を呼び込んだ画家というのも他にいないのではないでしょうか。


@みゆ@毛穴の吸引大好きです。様

こんばんは。

>ちょっとグロテスクでありながら、シックでしゃれている

確かにその辺のせめぎ合いもまた魅力的ですよね。
フランス的、なるほどそうもとれるのかもしれません。

>発表した当初から人気

画家としての成功は揺るぎないものがありましたね。
その部分と死がなかなか結びつかない面はありますが…。

コメントありがとうございました。
 
 
 
Unknown (goran)
2009-08-29 22:20:36
画家についての知識ゼロで訪問です。この前にやっていたフジタ展が面白かったので惰性で行きました。

私は、一部のバリ(インドネシア)絵画を思い起こしました。また、マンハッタンや闘牛士の構図は勉強になりましたし、なんのかんの言っても、知識ゼロの私のような人間でも何かしら楽しめる所があり、それがとっても良かったです。
 
 
 
Unknown (はろるど)
2009-08-31 23:01:29
goranさんこんばんは。

そごう美術館はなかなか侮れませんよね。
こうした画家を取り上げる百貨店は他にそうありません。大丸くらいでしょうか。

>一部のバリ(インドネシア)絵画を思い起こしました

興味深いです。
ちょっとエキゾチックな印象もあるのですが、
そうした視点から見るとまた画家の違った面が開けてきそうです。
 
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