コメント
集中点を拵えて血の気を通わす
(
pfaelzerwein
)
2006-05-04 23:21:26
なるほど。この写真だけでは何とも言いかねますが、白色と同様3D表現の使い方も変わって来ているような印象を受けました。敢えてのっぺりした蝋のような人肌の強調から、画像の集中点を拵えて血の気を通わした肌感への変遷が見てとれます。
カフェーの光景もパリ市街にしては小さな建物の背景ですね。ラファイエットとか書いてあるようですが。その横は路上電車の架線でしょうか。
展覧会の様子
(
tsukinoha
)
2006-05-05 06:00:46
はろるどさんの熱いレポートに、やっぱり行きたい~、でも行けない~と唸っている私。
というわけで・・行けない私の藤田の記事をトラックバックさせてください(笑)。
Unknown
(
はろるど
)
2006-05-05 23:22:16
@pfaelzerweinさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
>敢えてのっぺりした蝋のような人肌の強調から、画像の集中点を拵えて血の気を通わした肌感への変遷
展示作品にそういうものが多かったからかもしれませんが、
初期の乳白色は彼の独自性の発露だとは言え、
それが並ぶとややしつこいようにも感じました。
むしろ戦後の乳白色の方が良く描けているという印象を受けます。
>カフェーの光景もパリ市街にしては小さな建物の背景ですね。
仰られてみるとそのようにも見えます。
手前の女性とそのソファーが非常に精巧に描けていたので、
そればかりに目が奪われたのですが、
背景の二人の男性から、またその先の街の景色も面白いですよね。
今の欧州における藤田の知名度や評価などはどうなのでしょう。
日本では、やはり乳白色と戦争画になるかと思うのですが…。
@tsukinohaさん
こんばんは。
今回の感想はかなり長くなり、また熱くなってしまいました。
申し訳ありません…。
戦争画などについては色々思う部分もあるのですが、
迷った末、絵から感じたことを率直に書いてみました。
こちらからもTBさせていただきます!
それが一番
(
Tak
)
2006-05-06 00:46:56
こんばんは。
熱の入った文章読ませていただきました。
こういうしっかりした感想を読んでしまうと
また観に行きたくなってしまうから危険です。
>ただひたすらに作品に見入ることにしました。
これ正解だと思います。
藤田はとかく色眼鏡かけて観がちです。
素晴らしい感想ありがとうございました!
(
code_null
)
2006-05-06 22:55:50
はろるどさん、こんばんは。
褐色のマリア様、素晴らしかったです。
藤田=乳白色というイメージが強かっただけに、戦争画の茶色
やこのマリア様の絵がとても印象的でした。
色んな作風の作品を観れる貴重な機会・・・ですが、北斎展に続き
混雑に負け遠目からざっとしか観れず、感想もUPしなかったの
で他の方のを読ませていただき満足しています。
読み応えのあるレポートありがとうございました。
Unknown
(
はろるど
)
2006-05-06 23:46:39
@Takさん
こんばんは。コメントとTBをありがとうございました。
長くなってしまったもので今回はひっそりとこのままにしておきます…。
>藤田はとかく色眼鏡かけて観がちです。
そうですよね。その色眼鏡をとるためには…、
やはりこの一回だけの展覧会では不足でしょうね。
何度も何度も回を重ねて初めて藤田の真価が定まっていく。
何十年後かもしれません。
@code_nullさん
こんばんは。コメントありがとうございます。
>藤田=乳白色というイメージが強かっただけに、戦争画の茶色
やこのマリア様の絵がとても印象的でした。
同感です。私も色のある藤田の方が印象的でした。
>北斎展に続き混雑に負け遠目
混んでいましたよね。
並んでいる行列を見て、
「日本人ってこんなに藤田が好きだったのか…。」ということまで思ってしまいました。
もちろんメディアの露出が多かったせいもあるのでしょうが…。
藤田展も…
(
髭彦
)
2006-05-07 09:41:08
はろるどさん
藤田展の拙歌もTBさせていただきました。
Re.藤田展も…
(
はろるど
)
2006-05-07 22:00:31
髭彦さんこんばんは。
こちらにもありがとうございます。
早速拝見させていただきました!
Unknown
(
gem
)
2006-05-09 12:43:12
こんにちは~♪
藤田嗣治、ヨーロッパの風土に影響された、
洗練された画風の画家と思いきや、
沖縄や南米といった土俗的な文化にも関心を持って
作品を描いていたというのが発見でした。
褐色のマドンナは両方の文化を統合したようなイメージの作品で、私も好きです♪
(のちほどTBさせていただきます)
Unknown
(
はろるど
)
2006-05-09 22:50:31
gemさん、こんばんは。
コメントとTBをありがとうございます。
>藤田嗣治、ヨーロッパの風土に影響された、洗練された画風の画家と思いきや、沖縄や南米といった土俗的な文化にも関心を持って
作品を描いていたというのが発見でした。
そうですよね。
私もそれが一番の発見でした。
藤田が生き生きして描いているように見えました。
>褐色のマドンナは両方の文化を統合したようなイメージの作品
なるほど!それは気がつきませんでした。
マドンナのまわりの天使たちもまた可愛かったです。
Unknown
(
mizdesign
)
2006-05-11 09:26:09
こんにちは。
乳白色の藤田しか観たことがなかったので、未知の藤田像満載で、とても刺激的な展示でした。でも、食べすぎで消化不良です(笑)。
全体を踏まえて乳白色に戻ると、人形のようで苦手だった絵も、後の複合化した画に対して純粋性が秀でて観えて興味深かったです。
Unknown
(
はろるど
)
2006-05-11 21:52:35
mizdesignさん、こんばんは。
コメントとTBをありがとうございます。
>乳白色の藤田しか観たことがなかったので、未知の藤田像満載で、とても刺激的な展示でした。
同感です。新たな発見の連続でした。
>後の複合化した画に対して純粋性が秀でて観えて興味深かった
なるほど!
確かに「この乳白色で勝負」とでも言うような、
藤田の作品へかける意気込み、または自信が伝わってきますよね。
日本画的な作風に乳白色の独自性を追求した藤田が、
フランスにてこれで評価を勝ち取ったにも頷けます。
>食べすぎで消化不良です(笑)。
ボリューム満点でしたよね。
私もおなかいっぱいになりました!
Unknown
(
遊行七恵
)
2006-06-18 00:24:00
こんばんは
京都展でやっと見ました。
わたしも黒のマドンナに惹かれました。
子どもたちがなんだか怖かったです。
個人的に猫好きなので、猫の絵に向かってニャアと笑いかけてしまいました。
Unknown
(
はろるど
)
2006-06-19 22:37:29
遊行さん、こんばんは。
黒のマドンナ人気のようですね!
カッコいいですよね。
こどもたちは人形のように見えました。
藤田は猫と自画像が目立ちますね。
どれもあちらこちらに出没しています。
黒いオルフェ
(
pinewood
)
2018-10-06 11:30:27
白い肌のマネキンの様な裸婦は東郷青児の絵画とも共通する様式で、ラファエル・コランが人形を使って外光派の画家を日本で教えた時の作風のものとも似ている気もした。壁画を志向した土俗的な看板絵の中南米期は確かにエネルギッシュで、プリミテイブな宗教画の時期と統合された褐色のマリア像に至っては映画「黒いオルフェ」のヒロインをモデルに女神を描き一段と魅力的だった。
Unknown
(
はろるど
)
2018-10-12 18:44:56
@pinewoodさん
ご感想をありがとうございます。
都美館の藤田展、見るには見たのですが、感想を描き損ねてしまいました。
中南米期の作品は結構好きです。
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カフェーの光景もパリ市街にしては小さな建物の背景ですね。ラファイエットとか書いてあるようですが。その横は路上電車の架線でしょうか。
というわけで・・行けない私の藤田の記事をトラックバックさせてください(笑)。
こんばんは。
コメントありがとうございます。
>敢えてのっぺりした蝋のような人肌の強調から、画像の集中点を拵えて血の気を通わした肌感への変遷
展示作品にそういうものが多かったからかもしれませんが、
初期の乳白色は彼の独自性の発露だとは言え、
それが並ぶとややしつこいようにも感じました。
むしろ戦後の乳白色の方が良く描けているという印象を受けます。
>カフェーの光景もパリ市街にしては小さな建物の背景ですね。
仰られてみるとそのようにも見えます。
手前の女性とそのソファーが非常に精巧に描けていたので、
そればかりに目が奪われたのですが、
背景の二人の男性から、またその先の街の景色も面白いですよね。
今の欧州における藤田の知名度や評価などはどうなのでしょう。
日本では、やはり乳白色と戦争画になるかと思うのですが…。
@tsukinohaさん
こんばんは。
今回の感想はかなり長くなり、また熱くなってしまいました。
申し訳ありません…。
戦争画などについては色々思う部分もあるのですが、
迷った末、絵から感じたことを率直に書いてみました。
こちらからもTBさせていただきます!
熱の入った文章読ませていただきました。
こういうしっかりした感想を読んでしまうと
また観に行きたくなってしまうから危険です。
>ただひたすらに作品に見入ることにしました。
これ正解だと思います。
藤田はとかく色眼鏡かけて観がちです。
素晴らしい感想ありがとうございました!
褐色のマリア様、素晴らしかったです。
藤田=乳白色というイメージが強かっただけに、戦争画の茶色
やこのマリア様の絵がとても印象的でした。
色んな作風の作品を観れる貴重な機会・・・ですが、北斎展に続き
混雑に負け遠目からざっとしか観れず、感想もUPしなかったの
で他の方のを読ませていただき満足しています。
読み応えのあるレポートありがとうございました。
こんばんは。コメントとTBをありがとうございました。
長くなってしまったもので今回はひっそりとこのままにしておきます…。
>藤田はとかく色眼鏡かけて観がちです。
そうですよね。その色眼鏡をとるためには…、
やはりこの一回だけの展覧会では不足でしょうね。
何度も何度も回を重ねて初めて藤田の真価が定まっていく。
何十年後かもしれません。
@code_nullさん
こんばんは。コメントありがとうございます。
>藤田=乳白色というイメージが強かっただけに、戦争画の茶色
やこのマリア様の絵がとても印象的でした。
同感です。私も色のある藤田の方が印象的でした。
>北斎展に続き混雑に負け遠目
混んでいましたよね。
並んでいる行列を見て、
「日本人ってこんなに藤田が好きだったのか…。」ということまで思ってしまいました。
もちろんメディアの露出が多かったせいもあるのでしょうが…。
藤田展の拙歌もTBさせていただきました。
こちらにもありがとうございます。
早速拝見させていただきました!
藤田嗣治、ヨーロッパの風土に影響された、
洗練された画風の画家と思いきや、
沖縄や南米といった土俗的な文化にも関心を持って
作品を描いていたというのが発見でした。
褐色のマドンナは両方の文化を統合したようなイメージの作品で、私も好きです♪
(のちほどTBさせていただきます)
コメントとTBをありがとうございます。
>藤田嗣治、ヨーロッパの風土に影響された、洗練された画風の画家と思いきや、沖縄や南米といった土俗的な文化にも関心を持って
作品を描いていたというのが発見でした。
そうですよね。
私もそれが一番の発見でした。
藤田が生き生きして描いているように見えました。
>褐色のマドンナは両方の文化を統合したようなイメージの作品
なるほど!それは気がつきませんでした。
マドンナのまわりの天使たちもまた可愛かったです。
乳白色の藤田しか観たことがなかったので、未知の藤田像満載で、とても刺激的な展示でした。でも、食べすぎで消化不良です(笑)。
全体を踏まえて乳白色に戻ると、人形のようで苦手だった絵も、後の複合化した画に対して純粋性が秀でて観えて興味深かったです。
コメントとTBをありがとうございます。
>乳白色の藤田しか観たことがなかったので、未知の藤田像満載で、とても刺激的な展示でした。
同感です。新たな発見の連続でした。
>後の複合化した画に対して純粋性が秀でて観えて興味深かった
なるほど!
確かに「この乳白色で勝負」とでも言うような、
藤田の作品へかける意気込み、または自信が伝わってきますよね。
日本画的な作風に乳白色の独自性を追求した藤田が、
フランスにてこれで評価を勝ち取ったにも頷けます。
>食べすぎで消化不良です(笑)。
ボリューム満点でしたよね。
私もおなかいっぱいになりました!
京都展でやっと見ました。
わたしも黒のマドンナに惹かれました。
子どもたちがなんだか怖かったです。
個人的に猫好きなので、猫の絵に向かってニャアと笑いかけてしまいました。
黒のマドンナ人気のようですね!
カッコいいですよね。
こどもたちは人形のように見えました。
藤田は猫と自画像が目立ちますね。
どれもあちらこちらに出没しています。
ご感想をありがとうございます。
都美館の藤田展、見るには見たのですが、感想を描き損ねてしまいました。
中南米期の作品は結構好きです。