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初めての若冲展。 (花田あや子)
2016-04-26 13:48:23
こんにちは。いつも楽しく拝見しております。

今回が初めての若冲展となりました。とにかく話題の動植綵絵。美術館歴の長いはろるどさんも注目されているということで、今回の展示はやはり相当貴重なものなのですね。以前別の展覧会で山下裕二先生の講演会にうかがった際に動植綵絵についても触れられ「わが国が守るべき最も重要な作品」というようなことをお話しされていたことも印象深かったです。

動植綵絵は正気の沙汰ではないと言うかなんと言うか…。あまりきれいな言葉ではないので恐縮ですがもちろん賞賛の意味を込めてです。あんなに大きな画面に至近距離でも見えづらいほど細密な描き込み。どれひとつとっても手抜かりのない極彩色。会場ではとにかく観ることで精一杯でした。若冲が制作を手がけた江戸時代の10年。夜はよっぽど暗いでしょう。スイッチひとつで時間帯問わず、いつでも明るさをを確保できる現代の10年とは使える時間もきっと違っただろうと思います。年齢的にも今の40代から50代とはまた違ったと思います。そんなことを思いながら家に帰ってゆっくり思い返していたら背中がぞっとしてきました。情熱のひとことでは片付けられないくらいのエネルギーが傾けられていたように感じられました。

今まであまり観る機会がなかった若冲ですが今回は全体を通してぽてっとした雪の質感に惹かれるものがありました。初めての若冲はとにかくエネルギーに押されました。水墨をもっと見てみたい気もします。今後2度3度と見ていくうちにどのように感覚が変化していくかも楽しみにしてみたいと思います。
 
 
 
Unknown (はろるど)
2016-04-26 20:09:27
@花田さま

こちらにもコメントありがとうございます。

私が動植綵絵をまとめて見たのは3度目です。
あと1度は三の丸で分けて出ていた時に追っかけたことがあります。
率直なところ、今回が一番美しく見えました。
ケースや照明も効果的だったのかもしれません。

>動植綵絵は正気の沙汰ではないと言うかなんと言うか

その辺がエキセントリックと言われる所以なのかもしれませんね。

雪も楽しいですよね。
粘り気があってまるで綿飴のようです。

なかなかでてこない作品でもあるので、
次いつ見られるかと思うと名残惜しいものがあります。
 
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