細川俊夫ポートレイト

2月11日は東京まで鈴木俊哉さんのリサイタルを聴きに行ってきました。

今回のリサイタルのタイトルは「細川俊夫ポートレイト」

細川俊夫先生の最初期の作品から最新作までをリコーダーソロやリコーダーを含むアンサンブルの作品が演奏されました。

会場は2009年の作曲家グループPATHのコンサートで細川俊夫先生のハープソロ、「ゲジーネ」を初演させていただいた思い出のある淀橋教会でした。


鈴木俊哉さんや他の出演メンバーの辺見康孝さん、チェロの多井智紀さん、ソプラノの太田真紀さん、笙の宮田まゆみさんはじめ皆さん武生国際音楽祭で何度もご一緒させていただいた方ばかり。


私が最も敬愛する細川俊夫先生は広島生まれで今や日本が世界に誇る偉大な作曲家ですが、演奏の合間にはそんな先生がドイツで勉強されていた頃の貴重なお話もいろいろと伺うことが出来ました。


どの作品も素晴らしい演奏でしたが、中でも最後に演奏されたソプラノとリコーダー、弦楽カルテットのための新作では貴重な世界初演に立ち会うことが出来て感激しました。



そして翌日、2月12日は来月カナダで演奏する予定の細川俊夫先生の作品「弧のうた」を聴いていただきました。

先生には前日のリサイタルでお疲れのところ、代々木の青山ハープさんのレッスン室までお越しいただきました。

弧のうたはオーボエとハープの作品で、昨年秋には辺見さんがヴァイオリンとハープ版にアレンジしたものを同仁キリスト教会でのリサイタルで初演しましたが、その際は事前に聴いていただく時間がなく、今回改めて先生に立ち会っていただき修正を加えることが出来たので今後は細川先生公認のアレンジ版としてカナダ以後も演奏を重ねていきたいと思います！



そして12日夜は辺見康孝さんのソロライブへ☆彡

ピアソラのタンゴエチュード、木下正道さん、星谷丈生さん、細川俊夫先生に直前に聴いていただいたばかり！の「呪文」全6曲演奏されました。


こんなにゆっくりと辺見さんのソロだけを聴いたのは意外にも初めてでしたがどの作品も作曲家の個性を引き出した演奏であっという間の楽しいライブでした。


充実した2日間で得たことを今後の演奏に生かせるよう日々精進したいと思います！