http://concertdiary.blog118.fc2.com/blog-entry-3282.html?sp
東条さんのブログによると 「訳文がこのドラマの内容にしてはえらく丁寧な言葉」とありますが
字幕は奏者から見えない為、どの様に訳されていたのか知らないので何ともいえませんが、
お相手の「ある男性」はオートゥイユに住んでいて執事もいる事から、上流階級の家系出身。
日本風にわかりやすく言えば「ちびまる子ちゃん」の「花輪君」
そんな男性に見合う女性なら言葉遣いもきっと丁寧なはず。
もしかしたら別世界の女性に憧れる可能性もあるかもしれませんが、台本上、品位ある女性である事が読み取れます。
(ちなみにオートゥイユは今も高級住宅街でお庭に大きな木や広場、プール、ボートの浮かぶ溜池があったり...)
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台本のカットされている部分に「やむを得ない事情」(結婚できない事情)
禁断の関係が仄めかされた部分もあり
異母兄妹、もしくは異母姉弟 (「あなたのお母さん」という発言から異母である可能性が高い。)
コクトーもプーランクも性別を問わず愛する事が出来た寛大な心の持ち主だったので
もしかしたら女同士、男同士のカップルだったかもしれません...
原作の設定はお互い愛し合っているにもかかわらず、別れざるを得ない二人
(これに関しては説明が長くなっちゃうのでまた後日、記事にしたいと思います。)
愛する女性との別れに罪の意識を感じる男性、理不尽な現実に対する怒りと悲しみをぶちまける女性
時折ユーモアを交えながら未練にまみれた二人の会話が繰り広げられる複雑なストーリー。
今回はプレトークなど演出家さんから意図をお伺いする事が出来ませんでしたが
オーケストラ練習で指揮者さんが「フラれた女性」とおっしゃっていたので
日本人にわかりやすいTVドラマでよくある感じの失恋に打ちひしがれた傷心話という設定の様でした。
東条さんがこれまでに聞いてこられた物とは違って当然。
いずれにせよ石橋栄実さんの素晴らしい歌声にホールが満たされた素晴らしい公演となりました!
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