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『太陽にほえろ!伝説』に続き、このたび小説版『太陽にほえろ!』も文庫化されました。筑摩書房ちくま文庫より税抜き900円で発売中!
収録エピソードは『マカロニ刑事登場』『時限爆弾 街に消える』『愛あるかぎり』『ボスを殺しにきた女』『13日金曜日マカロニ死す』『ジーパン刑事登場』『大都会の追跡』『マカロニを殺したやつ』『海を撃て!! ジーパン』『燃える男たち』『ジーパン・シンコ その愛と死』の10編。
おそらく放映当時に日本テレビより刊行されたノベライズを再録し、仮名遣いなどを修正しただけの内容と思われますが、巻末にこれまでありそうで無かった岡田晋吉プロデューサー&高橋(関根)惠子さんの対談が収録されてるので、とりあえずマニアはマスト・バイです。
スチール写真も数点掲載されてますが、今回はついにマカロニ刑事の写真ゼロ。萩原健一さんの肖像権を誰が握ってるのか知らないけど、いい加減にしろと言いたいです。いい加減にしろ!
それはともかく、DVDはおろか家庭用ビデオデッキすら無かったあの時代、TVドラマのストーリーやセリフを視覚で振り返る方法は、再放送を待つかノベライズを読む以外にありませんでした。
私が初めて購入した (というか親に買ってもらった)『太陽にほえろ!』グッズが、ノベライズの第9巻なんですよね。テキサス殉職からスコッチ転勤までのエピソードが収録された巻で、グラビア頁が加わったり表紙カバーのデザインが一新&全巻それに統一されたり等、ひとつの節目となった巻でした。
そりゃあもう、繰り返し繰り返し読んだもんです。各キャラクターの役名はノベライズで憶えたし、けっこう文章の勉強にもなった事でしょう。ジーパン時代から『太陽~』を観始めた私にとって、再放送が始まるまでマカロニ刑事は小説の中だけの人物でした。
DVDでいつでも作品を鑑賞できる今となっては、ノベライズの存在意義がいまいち不明だけど、リアルタイムで『太陽~』マニアだった我々にとってはノスタルジーそのもの。
また『太陽~』を観たことが無いけどストーリーを詳しく、出来るだけ安価で知りたいとおっしゃる方には超オススメです。んなヤツはおらんかw
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