セレヤの山の下で

静岡県内の小さな旅、植物などを紹介しています。

黄色いアイリス/The Yellow Iris

2010年01月23日 | 海外ドラマ/エピソード
アガサ・クリスティー作の短編「Yellow Iris」をTVドラマ化したエピソードです。

朝食中のポワロに、ヘイスティングスが新聞記事の話をします。
今週の金曜日に「白鳥の園」というフランス料理のレストランがオープンする、と言う記事でした。
そこに、ミスレモンが、黄色いアイリスを持って出勤してきます。
マンションの郵便受けに、黄色いアイリスが届けられていたとレモンは言います。

「フランス料理の『白鳥の園』に『黄色いアイリス』何の冗談だ?」
ポワロは少々おかんむり。

怪訝な顔のヘイスティングスとレモンに、ポワロは2年前(小説では4年前)の話をはじめます。

ヘイスティングスがポワロをパンパ(南米アルゼンチン中部にある牧畜地域)にある、自分の農園に招待しました。
しかしポワロはゼネストのため、ブエノスアイレスで足止めを食らってしまいました。
そのホテルでポワロはジャーナリストのチャペル・ジョイナスと知り合います。
そしてその夜、ジョイナスの恋人のポーリーンの姉、アイリス・ラッセルと、彼女の夫の仕事仲間スティーブン・カーターとの会話を聞いてしまいます。それは金銭がらみの話のようでした。

次の日、ホテルの近所のレストラン「白鳥の園」で、ポワロはその人たちの会食のテーブルの近くの席で食事をとることになりました。
会食のメンバーは、アイリス・ラッセルとその夫のバートン。彼の仕事仲間のスティーブン、アイリスの妹のポーリーン・ウェザビー、チャペル、ダンサーのローラ・バルデスの6人です。
そのテーブルだけに黄色いアイリスの花が飾ってありました。
ポワロが訊ねると、そういう希望があった、ということでした。

そして、その席で、アイリスが毒の入ったシャンパンを飲み、死んでしまいます。
彼女のバックから、青酸カリの入ったビンが見つかりました。

その次の日、クーデターが起こり、ポワロはスパイの容疑をかけられて、イギリスに強制送還されてしまい、アイリスの事件の捜査ができませんでした。
その後、アイリスは自殺として処理されてしまいました。

2年後、たまたまオープンするレストラン「白鳥の園」。
それに合わせて届けられた黄色いアイリス。
ポワロは、それを「事件を解決してくれ」というメッセージと捉えました。

レストランの開店の日、黄色いアイリスをテーブルに、という6人分の予約が入っていました。
その席には、アイリスが死んだ席に同席していた残りの5人が招待されていました。
事件当事者の全員が、ロンドンにいたのです。

ポワロはヘイスティングスに言います。
「私も席を予約しないと。第二の殺人は防ぐぞ」


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ケロちゃんさんへ (haru)
2010-01-24 23:23:12
こんにちは、コメントありがとうございます。

アイリスはたくさんの種類がありますよね。
ジャーマンアイリスなどは変わった色合いのものがたくさんあります。

アドレスには気付きませんでした。

以前、某掲示板で「アイリス」の名を使っていたことがあります。
もう何年も前ですが。今は使っていません。
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IRIS (ケロちゃん)
2010-01-24 15:17:13
ケロのアドレスにも使ってるんですよ 

アドレスを取る時に、調べたら、ギリシャ神話の”虹の女神”の名だったので、虹好きやし、これにしました

アヤメやカキツバタが英語名アイリスなんですよね 
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