大佳農産(はるかのうさん)の美味しい京丹後ぐらし

東京暮らしから一転、京丹後で新規就農した日記

南瓜がもうすぐ仕上がりますよ~♪

2021-07-27 23:02:43 | 南瓜

この猛暑の中、なるべく外で作業をしないようになんていわれても、雨の日に収穫した南瓜は腐りやすいので、雨が降る前に南瓜を採り切ってしまわなければなりません!!!

早朝の涼しいうちに収穫できればいいのですが、朝早過ぎても朝露がついているとそれはそれでいけないので、大量の水分を用意して臨みました♪

明日からの雨の前に、現時点で完熟している南瓜を収穫して今年の南瓜の収穫がようやくひと段落つきました。

つやつやして可愛いでしょ♪

収穫した南瓜は風通しの良い涼しい場所に3段に積み上げて乾かします。

そしてこのまま1週間~10日ほど寝かせると、でんぷんが糖に変わって甘さが増すのです!

一番手前の南瓜は一昨日採ったものですが、もうすでにエボ(へた)の部分が乾き始めていますね!

出荷まであと一息まできました!


完熟南瓜はやっぱり美味しい★

2021-07-07 23:42:24 | 南瓜

先日直売所でお客様に南瓜を選んでほしいとお願いされました。
本当は去年うちが出していた南瓜が食べたいんだけど・・・との嬉しいお言葉でしたが、うちの南瓜は8月上旬まで仕上がりません。

自分が採ったものならなんとか選べますけど、他の人が採った南瓜を選ぶのは・・・実はかなり難しいんです!
そんな中、なんとか精一杯美味しそうなのを選んでおきました。

そこで、今日は美味しい南瓜の選び方について書いてみようと思います。

京丹後の栽培ごよみにはえびす南瓜の収穫は開花してから50日前後とあります。
6月上旬の平均気温が20度を切るころに開花して50日後に丁度積算温度が1,000度ほどになるので、完熟果を採ってくださいね、ということです。開花が遅ければ平均気温が高くなるのでそれだけ早く完熟します。大佳農産は開花が6月中旬なので、収穫は7月25日ごろということになります。
普通はもう少し前の可食期に入ってから収穫してくださいとあります。

完熟してから収穫するのが京丹後クオリティ(*'▽')

消費地から遠い場所にあるので、葉物などは弱い、だから保存できる食材をできるだけ美味しく仕上げようという意味なのでしょうね。

ただし、完熟期に入ってから収穫するというのは栽培期間が長いということで、結構なリスクです。

病気で弱る可能性が高くなりますし、それ以上おいておくと今度は日焼けして腐りやすくなり商品価値ががくっと下がる、というよりもう出荷できなくなってしまいます。

全部一度に花が咲くわけでもないので、いつ採るかの見極めはとても重要です。

研修で社南瓜を収穫する目安はエボがコルク化したらと教えられました。

エボというのは、ヘタのことです。
南瓜のエボを見たことがない方のために写真を載せておきます。

緑だったエボに筋が入ってコルク化が始まっています。これだとあと数日から1週間ほど待った方がいいかもという感じです。

これぐらいで採ってしまうと、味の薄いべちゃっとした南瓜になってしまいます。

下の写真は坊ちゃんでえびすより数日早く熟す品種ですが、ぐるっと全体にコルク化していれば収穫どきです。

これを3段ほどに積み上げて、1週間から10日ほど風をあてて乾かすとでんぷんが糖に変わって甘味が増します。これを追熟といいます。

直売所などでエボが緑色の南瓜を見かけたら、すぐに食べないでエボが乾くまで待ってくださいね!

追熟が終わったら今度は乾いたタオルなどで吹き上げてようやく出荷できるようになります。

写真は去年の追熟中のくり将軍です。

つやつやほくほくで人気の高い品種です♪

ただし、実際に店頭に並ぶときには収穫してから時間が経っているので、どのタイミングで採ったものでも皆コルク化してしまっています。ですから収穫したときにどれくらいコルク化していたのかを見分けるのは至難の業なのです。

写真は追熟が終わったえびすです。ちょっと日焼けしているぐらい畑で完熟してますね。

エボの周りと中心で質感が違うのがわかりますか?

完熟して採った南瓜のエボは、周囲がコルク化していて真ん中は生の状態で切りますので、乾いた後も外側は少しふわふわしていて、真ん中は固い状態です。
もっと乾かすと全部カチカチになってしまいますが、形はこのままです。

収穫したときにどこまで熟していたか、見分けるのはなかなか難しいのですが、完熟してから収穫した南瓜のエボの形を覚えておいてくださいね!

美味しいカット南瓜の見分け方は・・・またの機会に!


今年はズッキーニが普通サイズで採れる様になりました✨

2021-06-19 22:38:02 | 南瓜

ズッキーニがどんどん採れ始めました♪

今年のズッキーニは普通サイズでしょ?

去年は初めて作ったので採りどきが全然わからなくて、6月中旬といえば雄花が咲き始めたわ〜と思いながら最後の玉ねぎの収穫に忙しくしていたんです。

そしてある雨の日の朝久しぶりに見に行ったら美しく巨大化していたのです。

長さが60cm以上あって、普通サイズが20cmぐらいなので、3倍以上です💦

2枚目の写真に写っているコリンキー南瓜も放っておくと結構大きくなりますが、ズッキーニは異次元の肥大を見せてくれますね。

味は意外と小さいものと変わりなくというかむしろこちらの方が私は好きかもしれません。

大きいのが大好きな京丹後の直売所でも飛ぶように売れましたけども、樹が痛むのでもうこんなに大きくしないよう気をつけたいと思います。


草との闘いに・・・負けそう!だけど南瓜が開花ラッシュです!

2021-06-12 00:36:52 | 南瓜

南瓜が開花ラッシュです♪

初めて植えたプッチィーニ、やっぱり小さいうちから不思議な形をしています。

えびすも早い子が開花しました。

えびすは開花からの積算温度が1,000℃が目安なので、気温が平年通りと仮定すると、7月22日ごろが収穫時期になりそうです!

実は例年より3日ほど早いみたいです。

さて、草との闘いですが、除草剤を使えばきれいにできる、それは分かっているのです。でもでもなんとか他の方法でできないかなと毎年いろいろ工夫していますがなかなかです。

今年は草を抑える達人の友人からお勧めされたオオムギテマイラズという緑肥を使ってみたところ、半分成功、半分失敗💦です!

南瓜を植えた畑は、まだらの畑でpHが酸性だったりアルカリだったり丁度いい感じだったりで、その場所によって植物の成長がそれぞれなのです。

それで、本来ならオオムギテマイラズがわさわさ生えてほかの草を抑えてくれるはずの場所に、オオムギテマイラズはもとより、草もまばらにしか生えない場所ができてしまいました😨

しかも結構広範囲に・・・。

大体はイヌタデという広葉の草と、オオムギテマイラズと似て非なるオヒシバが多いです。
これをオオムギテマイラズを残して抜いていくとこんな感じになります。

これじゃあオオムギテマイラズが少なすぎて南瓜が捕まるところが足りません💦

苦肉の策として、抜いたイヌタデなどを敷き藁の代わりに・・・なるかな(;'∀')

引いた草は暑い日ならすぐにからからになってしまいます。

それでも念のため、根っこの部分はマルチにかけておきます。

こんな条件が悪い場所に頑張って生えてくる雑草たちは根性が座ってますから(笑)、引いた後からからになったとしても、その辺においてしまったら復活してきて元の木阿弥になってしまうからです。

草との闘いは、まだまだ続きます・・・。


南瓜も動き始めています♪

2021-05-27 22:42:29 | 南瓜

早生の玉ねぎと中晩生の玉ねぎの収穫には2、3週間ほどの時差があります。

その間に夏の主力選手、南瓜のお世話が入ります。

このくらいに育ったら、摘心(てきしん)といって親づるを切ってしまう作業です。

こうすると子づるに成長ホルモンや栄養が行って、実がなるつるが伸びてくるのです。

摘心したら急にボンっと大きくなるのを見るのが大好きです😍

同じ南瓜の仲間のズッキーニは摘心しません。

既に小さな雌花が出始めています!

この子達は残念ながら、雄花が咲くタイミングの方が遅いので着果できません。

なのでもう少し大きくなって蕾が黄色くなってきたら、取ってしまって花ズッキーニとして天ぷらにでもして食べてしまうか、タイミングが良ければおまけに付けられるかもしれません😋