輸氣を使う整体ブログ

野口晴哉先生の輸(愉)氣という療法を主体とし、二宮進先生が考案した整体を書いていきます。

風邪は治すものではなく、経過させるもの

2024-10-04 20:15:58 | 日記
風邪にしてもなんにしても体の作用で発熱した時は
「熱が出て良かったね」にすると、いい


熱を出して、体を消毒している過程で、下手に解熱剤を使ってしまうとややこしい病気になります


兎に角
熱が出たことが 悪い!
下げなければいけない!


ではなくて
その方が出せる最大の熱を出すことで
体の中に入ったウイルスなり細菌などを、自力でやっつける 消毒する役割を邪魔しないこと!


大人なら 40分
子供なら 10分
後頭部を温める(部分温浴をする)

途中でタオルが冷めたら、温めた直す

[熱いタオル→タオルを当ててない時間(温め直し中)
→熱いタオルというようにこれを繰り返す]
    ↑↑
これは、目の部分温浴の時も同じです


一定の時間、ずっと温め放しではなく、 必ずブレーク時間があること!


これを繰り返すだけ



水分をきちんと摂り汗を掻かせる



出せるだけの熱が出れば、あとは勝手に汗をかき熱が下がってゆく

体温も平熱(温)以下に下がります

ここからが大事
  ↓↓
再び 
平熱(温)になるまで[絶対安静]です
身体の休息時間の始まりです!!


その後 左右の体温を測り、ほぼ揃ったら
日常生活に戻していきましょう!
↓↓
これが自然に経過させる ということ!


薬を使わなくても熱は、
その人の体にとって必要だから出している


ですから
勝手都合で解熱剤で下げてしまうと
さらに[ややこしく]なる


薬は、便利だと思っているかもしれませんが
必ずしも それを用いたからといって
100%治るというものではないのです


外からくる不自然なものは
後々 不自然な事が起きるのです


それが命を落とすことにならないように
依存する事がないように、心掛けていきましょう!



頭を使いすぎて頭が疲れても、風邪を引く
消化器に余計な負担(食べ過ぎなど)かけた後でも、風邪を引く
腎臓の働きを余分にした後でも、風邪を引く
とにかく
体のどこかに偏り運動が行われ、
働かせ過ぎた(使いすぎた)処ができると、風邪を引く
お酒を飲みすぎて絶えず肝臓を腫らしている人は、
肝臓系統の風邪を引く
普段 余分に栄養物を摂って(過剰摂取)腎臓を腫らしている人は、腎臓系統の風邪を引く
しょっちゅう心配している人は、神経系統の風邪を引く
そうやって それぞれその人なりの
風邪を引く(弱っている箇所から)と、
その偏って疲れている処がまず弾力性を快復してきて(風邪を引くことで、偏り疲労をリセットして)
風邪を(薬を使わず自然に)経過した後は
弾力のあるピッチリ(引き締まる)した体になる

だから、
風邪というのは治療するものではなくて、
経過するものではなくてはならない
……と、野口先生は仰っています

けれども
経過するにしても
その人なりの体の体質をよく知らないと、それができない

その人が、普段からこきつかって弱らせて
偏り疲労を起こして(起こしやすい/弱らせている)
処がどこなのか?ということ

大概の人は
風邪を引くような偏り疲労を潜在させる生活を改めないで、風邪を途中で中断させてしまうような
ことばかり繰り返しているのだから、いつまでも体が丈夫にならないのは、当然である

*)「熱も、痛みも、嘔吐も下痢も、また風邪も、
すべて人体の抵抗作用であり、蛇が皮を脱ぐのと同じで更新作用であり、古びた組織を改造し、
鈍った機能を旺盛ならしむる作用がある。

それを妨げれば、自律作用が鈍り、麻痺を亢進させることは、自明の理である」という生き生きとした生命観を打ち出して行った〈「朴歯の下駄」より〉

症状のみを特化しすぎて、
薬で抑え込むという悪循環を繰り返すことで、
体の機能・作用が中途半端に働く

治すことに躍起になりすぎて
余計なこと・余分なこと・不自然なことを
しすぎた結果が 今を作り出している

まあ
風邪とか下痢とかいうのは、
一番 体を(正常に)保つのに重要というよりは、
軽いうちに何度もやると(徐々に)丈夫になる体の働きであり、風邪と下痢の処理ということが
無理なく行われるか 行われないかということが、
体を健康で新しい(若々しい)まま保つか、
どこか強張らせ弾力の欠いた体にしてしまうかの
境になる


体を不自然に治そうとする行為が【無意識の悪意】に繋がる

風邪を引くと、鈍い体が一応 弾力を快復する

だから
血圧が高い人が低くなってくる
血圧が低くなるというよりは血管が柔らかくなってくる

血管にも弾力性というものがあって
体中の血管の弾力がなくなって血管が強張ってくる、すると破れやすい

つまり弾力があるうちは
血圧がいくら高くとも破れないが、
血管に弾力がなくなると破れてしまう

だから血圧というより、
むしろ
血管の硬化(強張り、収縮)といいますか、
血管の弾力の状態の方が問題である

血圧の高低差という数値だけが問題ではなく
血管自体に弾力があるのか
弾力がないのかで
命がかかっているということです

西洋医学は、
データ・数値にがんじがらめになっている非科学を認めない

整体は、非科学ではなく未科学の領域です



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