屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

神威岬 海と思うか空と思うか

2005年08月10日 | 
   天国に通じる道は群青の
       海と思うか 空と思うか


神威岬と神威岩、
その昔、この岬の沖は女人禁制の地として江差追分にも歌われてる。
女性を船に乗せて、この岬を渡ることを海の神様が禁じていたそうな。

   かもめの啼く音に  ふと目をさまし
   あれが蝦夷地の山かいな
   沖でかもめの なく声聞けばネ~
      船乗り稼業は やめられぬ


   忍路高島 およびもないが
   せめて歌棄 磯谷まで
   蝦夷地海路の お神威(かもい)様はネ~
      なぜに女の 足とめる






この写真は一作年撮影したものです。
前日、岬の湯から神威岬の遠景を紹介したので、その素晴らしい景観を一度ご覧下さい。

鱒見の滝 水しぶきに濡れ濡れ

2005年08月05日 | 
   水しぶき きらきらと散る きらきらと

鱒見の滝、
滝野すずらん公園内にある落差は約15m(18~20mとまちまち)の滝。
名前の由来は「遡上してきたマスがこの滝に行く手を阻まれて、見上げた」
という話による。
滝つぼの水深は浅いので、かなり近くによっても危険はない。
ただ、水しぶきがすごい、道が濡れているのは水しぶきのせいだが、
暑い夏には絶好の「すずみの滝」となる。



オオウバユリ凛として悩むことなし
鱒見の沢川の立ち姿はまことに格好いい。



ノリウツギ白さ眩しい滝見かな
花の色は無限にあるが、やはり純白の染みとおるような
美しさは特別だと思う。


ヤマボウシ 白拍子の美しさ

2005年08月04日 | 
   気がつけば 白拍子舞う 風さやか

”アシリベツの滝”から”鱒見の滝”に向う道、
緑葉のなかの真っ白なヤマボウシに思わず見とれてしまった。
滝野の丘陵すずらん公園にきて、このように素晴らしいヤマボウシに逢えて
嬉しかった。
まことに舞い踊るような枝ぶり花ぶりは、
「平家物語」を彩る白拍子の女性達を連想させる。
ヤマボウシは和名で山法師と書くが、おおらかで清楚な姿はまさに白拍子の
美しさである。











石狩浜から屋久島へ

2005年06月30日 | 
   旅にでる南の島は小指ほど

7月1日~5日まで、屋久島に行ってきます。
南国の島の自然に触れるのがを楽しみ、
現地から携帯電話でレポートを送ります。


この100年の間に、川と海そして風の働きで砂がつもってできた”はまなすの丘”、遠くに暑寒別連峰を望む、海浜植物の花園です。

ハマニガナ

茎が砂の中をはい、葉と花だけが砂上に並ぶ。



ハマボウフウ
小さな花がボール状に集まり、傘状の花をつける。



コウボウムギ
花は目立たないがイガイガの果実になる。



ノビタキ、と思う
メスに求愛のサエズリをしているところ、と思う。



ピンクの縞模様

2005年06月24日 | 
   生きることはミスマッチの繰り返し

女に一番もてるのは二枚目半という。
ということは、二枚目とか三枚目はもてないということか。
寂しいことだが、もてたという記憶はない。
したがって、わたしは二枚目か三枚目・・・考えることはないけど。

「納豆に砂糖を入れる」わたしには許しがたいミスマッチなのだが、それを
好きな人もいる。
二枚目半とは砂糖を入れた納豆みたいなものだ。

ヒメフウロ
ピンクの縞模様が可愛い、
屯田防風林、いろいろ小さな花を見つけてます。






背中の仏様

2005年06月23日 | 
   旅に出て背中の仏様おろす    時実新子

「もう、何も背負わないで歩こう
まあ、重くなったら旅に出て、背中の仏様おろせばいい」


家康の言葉に「人の一生は重荷を背負うて遠き道を行くが如し」とあるが、
家康にとって重荷とは苦悩のことであり、ついに重荷をおろすことができなかったとある。
時実新子にとって、仏様とはなんだろうと思う。
わたしも、自分の仏様を考えている日々・・

札幌の屯田防風林は 美しい日本の歩きたくなるみち500選 の北海道編15コースの
一つに選ばれておりました。
あまりに自宅から近かったので、まさに灯台下暗しでした。
いま、ここはハイキンポウゲの最盛期を迎えております。
ハイキンポウゲは高さ20cm~50cmになる多年草、6月頃に咲き、林内や湿った草原
などで見られます。
周囲に茎が伸びることから「這金鳳花」と命名されています。
光沢があって美しい花びらですね。










けもの道 迷い道

2005年06月22日 | 
   迷い道行こうか戻ろうか さてね

「オズの魔法使い」のドロシーじゃないけど、黄色い道ばかりではない
どの道を選んでも、行く先はかわらない
ブロッコリーは嫌いだ、ポリープの形に似ているので、
やむを得ず、食べるときは いつも一口


屯田西公園から南東に向かってJR学園都市線のガードのところまで、幅50m、
長さ4kmにわたる防風林通称「ポプラ通」がある。
白樺やポプラが植樹されていて、歩いていても楽しい。
しかし、反対側はまだ未整備であり、わずかに獣道(大げさだよ)みたい細い
踏み跡があるだけ。
背丈もあるようなオオハナウドがたくさん繁っている。
まるで、うっそうとした原生林にわけいるようだ。

オオハナウド、
大花独活、花を一つ一つみたらきれいですよ。



宿根矢車草、
まりあさんから教えてもらいました、こういう場所に咲いているのです。



オドリコソウ、
着物姿で編み笠をかぶった踊り子のように見えるところから付けられたそうです。





我が心の旅路

2005年06月21日 | 
   ここからの辛き一歩か ふりむけば光あまねき春の海なる
                          西勝 洋一


父から譲りうけたバイオリンの出生を求めて旅をする
さだまさしの”我が心の旅路”、
彼の音楽の原点になったバイオリンは百年前スコットランドのグラスゴーで作られた。
製作者はロバート・クロフォード、さだまさしはグラスゴーを訪れる。
現地のラジオ番組に出演し、グラスゴーの善意な人たちの協力があって、
ようやくロバート・クロフォードについての情報をえることになる。
さだまさしは彼の墓前に感謝をこめて”アメージング・グレース”を愛用のバイオリンで
弾き語るのである。
(下線のアメージング・グレースをクリックして下さい)

  アメージング・グレース(大いなる恵み)、
  なんという優しい響きであろう
  傷ついた私を癒してくれる
  かつて迷っていた私も今はもう迷わない
  見えなかった目も今は見える


アメージング・グレースはスコットランドの民謡です。
オオアマナ、ベツレヘムの星、
アメージング・グレースの調べにはこの清楚な花が似合います。



屯田西公園にも咲いていました。

時の過ぎ行くままに

2005年06月19日 | 
      あすのこと逃げる夢もなく欠伸する

「虹の彼方に」についで、カサブランカの「時の過ぎ行くままに」が映画音楽の
BEST100の第二位になりました。
個人的にはイングリッド・バーグマンの美しさだけが、引立つ映画であると思っ
てますが、ハンフリー・ボガードのキザな台詞も印象に残ってます。
でも、格好いい言葉です。
わたしにはとてもいえませんが。

   「きのうは、どうしていたの?」
   「そんな昔のことは、わすれた。」
   「あしたは、どう?」
   「そんな先のことは、わからない。」
   ・・・
   「・・・Here's looking at you, kid.」  君の瞳に乾杯。

日高ケンタッキーファームのポピー(ひなげし)