太陽を呑むもの 2020年03月01日 | 春を呼ぶ朝 大村正次著「春を呼ぶ朝」―奔流― 太陽を呑むもの 大空の瑠璃の階段(きざはし) 辷りおり 真紅に肥(ふと)り 波上によろめいたお天道様。 あゝそれを呑まうと さかさまに魚族(うを)をどり、 潮の香よ 夕風よ。 光おがめば 赤子萬匹 岸へ寄る