花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

通し狂言 開幕驚奇復讐譚

2011年10月09日 | 歌舞伎
国立劇場開場四十五周年記念
「通し狂言 開幕驚奇復讐譚(かいまくきょうき あだうちものがたり)」へ行ってきました。

一言感想・・「衣装がすご~い!」
へへっ、見所は衣装です。話は・・そ~んなに難しくありません。
ちょっと会話を聞いちゃうとわからな~いにもなりますが、役者さん見てればってかんじです。
解説から・・
『室町初期、三代将軍足利義満は、対立していた《南北朝》を合体させましたが、政治的野望の実現のため、南朝方の新田義貞や楠正成の一族を滅亡に追い込みます。』

ってこのところが舞台の最初部分。幕開きは、セリをつかってなかなの現代風演出。
その後、藤白安同に殺害される新田貞方が、ちょっと変わった手法での会話のやり取りでの運び・・3階(2等B席)からの観劇で最初はなんだか良く解らなかった(笑)

次の場面は・・
『その後、両家の子孫、新田小六(にったころく)と楠姑摩姫(くすのきこまひめ)は、吉野山の仙女九六媛(くろひめ)のパワーを得て、南朝再興と足利将軍家への復讐を誓います。』

幻想的な場面で1階で見るより2階がお勧め。でもなあ・・って装置を使ってる良さはあるものの役者達は・・まさに衣装!!だけが目について・・
ここの場面が、場面最後のシーンになるのですが・・もうちょっとすっきりさせてもいいような気がします。
「すっきり」これは、今回の舞台すべての場面に思うのです。テンポよく短めに整理していただいたほうが。。と。

この場面で話題の「両宙乗り」がありますが・・この時は・・2階だと一応両方みえますが、1階だったら・・

レディー・ガガから着想を得た衣装で菊五郎が飛ぶわけですが、
たしかに衣装はすごいんです。でも動きがその分ないもので・・菊之助のほうがお勧めかなっっと。

宙乗り後休憩が入り物語は進みますが・・・う~ん。今現在は、まだ過渡期か?役者さんたちも手探り状態かなあって。

だから演出・演技直接関係なく力がはいってる、「衣装」だけが目だってしまうのかも。

最後の大詰め前の休憩時小さなお子さんが・・ロビーで飽ききっていました。

そんなお子さんをみつつ、こんなものかもなあ・・とも思いながら、菊五郎の復活狂言は、初日から千穐楽まで変化もあるので、もうしこしメリハリつけてと願う作品でした。

大詰めここはまとまっておりました。
そう最初と最後は出来てます。やっぱりあとは中のほう・・願って止みません。

今回45周年ということで劇場には初期のポスターが飾られていました。
そんな見学もたのしみつつ。。国立劇場のやる気はとっても感じられる公演なのでしした
   


劇場からの帰り松也くんの無精ひげみてびっくり・・!!
いやあ~今回役も亀三郎くんとコンビですが・・男の子ですねえ(笑)




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