2006年2月12日、既報の通り長躯木更津駐屯地祭に展開した。
今回は、その様子を短報としてお知らせしたい。
木更津駐屯地は房総半島中部、東京湾に面した千葉県木更津市にあり、小生が乗車した新宿駅からは一時間半程度で到達する事が出来る。
同駐屯地には、有事における戦域間輸送を担う部隊として編成され長官直轄部隊である第一ヘリコプター団と方面隊唯一の航空打撃部隊として東部方面隊隷下の第四対戦車ヘリコプター隊が配属されている。
こうした特性上、木更津駐屯地では祭事の呼称も通常用いられる駐屯地祭ではなく、航空祭、つまり“木更津駐屯地航空祭”という名称で呼ばれている。
木更津駐屯地祭では、陸上自衛隊が運用する大型ヘリコプターCH-47の大半が、この第一ヘリコプター団に集中配備されており、日本唯一の戦車師団である東千歳の第七師団が陸自戦車部隊のメッカであるならば木更津は陸自航空部隊のメッカであるといえよう。
大型ヘリコプターというのは相応に高価で、導入が開始された当時でも単価は58億円と高価で、韓国陸軍(52万名に対して12機)や台湾陸軍(24万名に対して9機)でも配備は限定的であるが、陸上自衛隊では第一ヘリコプター団だけで実に32機を配備しており、一個普通科連隊を同時空輸する事が可能である。
駐屯地祭は式典や観閲飛行、体験搭乗が行われたが、詳細については後日、詳報としてお知らせしたい。お楽しみに!
HARUNA