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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都幕間旅情】京都市営地下鉄20系,十二月八日だからこそ考えてしまうシェルターとしての地下鉄

2024-12-08 07:00:04 | コラム
■本日は十二月八日
 京都市営地下鉄20系とともに。

 十二月八日、NHKなどではこの日に合せた報道やドキュメンタリーを構成してくれるわけですが、もうすこし今の時代、過去を忘れる事は必ずしも平和に直結しない、という事を考えるべきでは、と思うのですよね、そこで今回思い浮かべるのは地下鉄という。

 地下鉄がシェルターの役割に資するか、ということです。日本の場合、専守防衛、つまり攻撃は抑止のために使うよりも受けるためのもの、という概念なのですから、第一撃を受けた場合の退避場所、避難場所ではなく退避場所をもう少し真剣に考えるべき、と。

 シェルター、地下鉄整備はもちろん経営採算性というものを念頭に進められるわけではありますが、国民保護に採算性を考える事はできません、その具体例がシェルターです。すると、採算性を度外視した避難施設に転用し得る地下鉄の公共事業というものがどうか。

 報道を見れば分かる通り、冷戦時代に比較すれば、その日、が来た際に日本へ撃ち御まれる核兵器の数は減っています、しかし、日本を核攻撃する可能性のある国というのは増えているのですね、それは反核兵器運動と無関係に北朝鮮など核保有国がふえたため。

 自爆用無人機などは、ロシアが大量生産を開始すると共に軍事物資提供の見返りに北朝鮮が製造技術供与を受けている段階、ロシアが大量使用するシャヘド無人機は2000km前後飛行しますから、北朝鮮やロシア沿海州から日本の主要都市はほぼほぼ射程内となる。

 地下鉄をもっと整備すべき、もちろん公共シェルターやある程度の深さの地下街でもいいのですけれど、危険地域の外側まで安全に移動できる手段となりますと、地下鉄や地下道路となります。もう少し脅威を直視したインフラ整備を行う段階、とおもうのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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