■機動飛行!白梅のイーグル
2022年の百里基地航空祭は12月4日に行われます。今回の百里基地航空祭の様子が撮影に歩み進められる方の参考となれば幸い。
F-15イーグルの機動飛行、丸一日百里基地航空祭を堪能しましたが此処がいよいよの大団円と云うと寂しい、しかし撮影をするうちに確かに日が傾いていまして、一日のおわりと共に航空祭の終盤を感じさせるものですが、いやあ、撮影したものですこの航空祭を。
白梅のイーグルは百里基地、水戸黄門の西山荘もこの百里基地から指呼のというほどではないものの常磐線でそう遠くは無い距離にあるのですが、いまは転地し南西防空強化へ展開しているものの、この百里基地で見上げる白梅は、なにか遠くに来た満足感に繋がる。
水戸市、百里基地の方は宴会といえば水戸市、というような距離感と云うのですけれども、ちょっと交通が不便な基地という印象があるのですよね。いまは空の駅らら、という少女漫画雑誌のような名前の商業施設があるようですが、あとは県道144号線沿いに少し。
百里基地航空祭、いまでは自衛隊も相当工夫していまして協力会社による協力体制も凄いことになっていまして、東京の毎年行っている友人曰く、ああコロナ禍下では航空祭は無いのですけれども、シャトルバスが大洗海水浴場から便利に運行されているとのこと。
路線バス、協力会社というのは関東バスを筆頭に関東一円から集まるバス軍団、考えると赤字路線バスの収益改善に、こうした航空祭輸送の助っ人輸送というのはそれなりに活躍しているのでしょうか。なにしろ航空祭、輸送旅客はあの富士総合火力演習よりも多い。
渋滞航空祭、百里基地航空祭といえば渋滞が名物でした、いや迷物といったほうが良いかもしれない、少なくとも歓迎されていないことは確か。これは百里基地周辺が航空祭の際に限られた駐車場、その駐車場を結ぶ一車線道路により延々と渋滞し、それが名物に。
隔離基地という、北大路機関が創設される少し前まで地平線が見えたとか、首都圏の基地なのに牛の放牧がみられたとか、それはもう人口密集地とはとてもいえないような田舎の基地、そこに航空祭となりますと五万とか七万とか押し寄せますので渋滞してしまう。
鹿島鉄道、それでも2005年までは百里基地の近傍まで鉄道線が運行されていまして、これもローカル線ですので輸送力は知れていたのですが、それでも線路上は渋滞しませんので、輸送力が重宝されていた、のですけれどもこれが廃線であるのは過去形で示したとおり。
基地輸送の燃料輸送列車と港湾への貨物輸送がそれなりに収益を支えて、そしてそのついでではないけれども旅客輸送をおこなっていたような会社で、燃料輸送が廃止となったあたりで、存続できなくなったのでしょう、しかし、航空祭は移動が困るようになります。
石岡駅、百里基地の最寄り駅はJR常磐線の石岡駅です。ただ、最寄り駅はと基地の方に聞きますと、こまったような顔をされますのは、最寄りというのは余りに距離が離れているというものでして、16kmもあるという。西舞鶴駅から舞鶴基地までよりも、距離は遠い。
舞鶴を一例としましたが、出町柳から鞍馬までよりも遠いものですし、京都駅から金閣寺まで、岐阜駅から岐阜基地、藤沢駅から横須賀基地、ハウステンボスから佐世保駅、ともかく歩いてゆくことができないわけではないのですが、四時間は見ておく必要がある。
シャトルバスの渋滞、始発か次発のシャトルバスを利用しますと、渋滞にはまっても二時間くらいでつきますので、ようするに直線距離16kmの移動というのは渋滞に巻き込まれると時間がかかることを念頭に、ほんとうに余裕を持って行動する必要がある、航空祭だ。
200台くらい追い抜いた、名神高速の隣を270km/hで追い抜いた際と百里航空祭を徒歩で移動した際の感想です、警察も追いつけない新幹線のぞみ号を使えば名神高速の木曽川付近の高架では簡単にできますし、百里基地の航空祭当日の渋滞の横を移動するとできます。
グリッドロックという、完全に動かない渋滞、災害時の渋滞をこう表現するそうですが、百里基地航空祭のもそれに近い。その背景には限られた駐車場と、行けばどうにかなるだろうという方の渋滞、人気も高いが敷居も高いのは航空祭、渋滞という印象でした。
2010年代後半の百里基地航空祭は、この抜本的解決に乗り出しました、駐車場を大洗海水浴場、25km先に設定したのですね。横浜のイベントに横須賀の駐車場を使って路線バスの移動とするような方式に近い。25kmはかなり無謀に思えたのですが、これが成功している。
大洗海水浴場は首都圏最大の海水浴場といいまして、二万台くらいは収容できます、そして航空祭は十月から十二月、海水浴のオフシーズンですので、あんこう祭りとか行うとき以外は閑散としている。ここに航空祭の駐車場を確保し、ここからシャトルバスで結ぶ。
大洗の鹿島臨海鐵道とは別会社の鹿島鉄道という路線が石岡駅と鉾田駅まで27kmの路線が昔ありまして、一時間に一本運行されていました、鉄道はバスよりいいと思うのは線路が維持されていれば定時制が高く、渋滞に巻き込まれない、お金に代えられない利点が。
鹿島鉄道も、基地近傍まで路線があった時代に、例えば急行列車で石岡から基地まで直通列車を急行料金込みで運行し、ぼっているのではなく鉄道を来年まで存続させるためにご理解とご協力を、と運行していたならば、収益を維持できたのか、とおもったりする。
シャトルバスは時間帯ごとに、駐車場時間帯利用中線が行われていて、事前応募製という。早いバスは夜明け前から運行していて、早い時間帯の駐車券を確保しますと、非常にスムーズに基地へ移動できる、そして茨城県警の交通統制もあって、最近は渋滞が短いとも。
BRTバスレイルトレインシステムという、廃線後の線路を撤去してバス専用通路を設定する鹿島鉄道のバス路線開通も、じつはちょっとだけ道路区間の渋滞がダイヤを乱すのですが、これも基地、ではないが、基地と滑走路を共用する茨城空港への移動を便利とした。
茨城空港は、旅客機の運行本数がそれほど多くはないのですけれども、この空港から百里基地を一望できますので、そちらのバスによる旅客輸送需要というものはそれなりにあるのでしょうか。茨城空港にもわずかながら飲食店がありますので、ここからも撮影できる。
ローカル空港、神戸空港と同じくらいといいたいところですが、フードコートは神戸空港の方が若干広いのかもしれないのですが、この茨城空港に隣接して、ショッピングモールでもできて小さなビジネスホテルでもできたら、航空祭以外の日に利用したい、とも。
土浦にこの日は宿泊したものですが、ちょっと駅から遠い、そして交通が不便、これこそ百里基地の印象でした。千歳基地や那覇基地、距離としてはこちらのほうが遠いのですけれども、所要時間と移動に関する疲労困憊度合いで、百里基地は遠い。そんな印象で。
航空祭は、だからこそ事前に移動経路などをしっかりと調査し、疲れないように、航空機の撮影に集中できるような体制で下調べするという大切さを、感じたものです。しかし航空祭は素晴らしい写真を撮れた、十年単位で思い出となる十年前の航空祭の写真です。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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2022年の百里基地航空祭は12月4日に行われます。今回の百里基地航空祭の様子が撮影に歩み進められる方の参考となれば幸い。
F-15イーグルの機動飛行、丸一日百里基地航空祭を堪能しましたが此処がいよいよの大団円と云うと寂しい、しかし撮影をするうちに確かに日が傾いていまして、一日のおわりと共に航空祭の終盤を感じさせるものですが、いやあ、撮影したものですこの航空祭を。
白梅のイーグルは百里基地、水戸黄門の西山荘もこの百里基地から指呼のというほどではないものの常磐線でそう遠くは無い距離にあるのですが、いまは転地し南西防空強化へ展開しているものの、この百里基地で見上げる白梅は、なにか遠くに来た満足感に繋がる。
水戸市、百里基地の方は宴会といえば水戸市、というような距離感と云うのですけれども、ちょっと交通が不便な基地という印象があるのですよね。いまは空の駅らら、という少女漫画雑誌のような名前の商業施設があるようですが、あとは県道144号線沿いに少し。
百里基地航空祭、いまでは自衛隊も相当工夫していまして協力会社による協力体制も凄いことになっていまして、東京の毎年行っている友人曰く、ああコロナ禍下では航空祭は無いのですけれども、シャトルバスが大洗海水浴場から便利に運行されているとのこと。
路線バス、協力会社というのは関東バスを筆頭に関東一円から集まるバス軍団、考えると赤字路線バスの収益改善に、こうした航空祭輸送の助っ人輸送というのはそれなりに活躍しているのでしょうか。なにしろ航空祭、輸送旅客はあの富士総合火力演習よりも多い。
渋滞航空祭、百里基地航空祭といえば渋滞が名物でした、いや迷物といったほうが良いかもしれない、少なくとも歓迎されていないことは確か。これは百里基地周辺が航空祭の際に限られた駐車場、その駐車場を結ぶ一車線道路により延々と渋滞し、それが名物に。
隔離基地という、北大路機関が創設される少し前まで地平線が見えたとか、首都圏の基地なのに牛の放牧がみられたとか、それはもう人口密集地とはとてもいえないような田舎の基地、そこに航空祭となりますと五万とか七万とか押し寄せますので渋滞してしまう。
鹿島鉄道、それでも2005年までは百里基地の近傍まで鉄道線が運行されていまして、これもローカル線ですので輸送力は知れていたのですが、それでも線路上は渋滞しませんので、輸送力が重宝されていた、のですけれどもこれが廃線であるのは過去形で示したとおり。
基地輸送の燃料輸送列車と港湾への貨物輸送がそれなりに収益を支えて、そしてそのついでではないけれども旅客輸送をおこなっていたような会社で、燃料輸送が廃止となったあたりで、存続できなくなったのでしょう、しかし、航空祭は移動が困るようになります。
石岡駅、百里基地の最寄り駅はJR常磐線の石岡駅です。ただ、最寄り駅はと基地の方に聞きますと、こまったような顔をされますのは、最寄りというのは余りに距離が離れているというものでして、16kmもあるという。西舞鶴駅から舞鶴基地までよりも、距離は遠い。
舞鶴を一例としましたが、出町柳から鞍馬までよりも遠いものですし、京都駅から金閣寺まで、岐阜駅から岐阜基地、藤沢駅から横須賀基地、ハウステンボスから佐世保駅、ともかく歩いてゆくことができないわけではないのですが、四時間は見ておく必要がある。
シャトルバスの渋滞、始発か次発のシャトルバスを利用しますと、渋滞にはまっても二時間くらいでつきますので、ようするに直線距離16kmの移動というのは渋滞に巻き込まれると時間がかかることを念頭に、ほんとうに余裕を持って行動する必要がある、航空祭だ。
200台くらい追い抜いた、名神高速の隣を270km/hで追い抜いた際と百里航空祭を徒歩で移動した際の感想です、警察も追いつけない新幹線のぞみ号を使えば名神高速の木曽川付近の高架では簡単にできますし、百里基地の航空祭当日の渋滞の横を移動するとできます。
グリッドロックという、完全に動かない渋滞、災害時の渋滞をこう表現するそうですが、百里基地航空祭のもそれに近い。その背景には限られた駐車場と、行けばどうにかなるだろうという方の渋滞、人気も高いが敷居も高いのは航空祭、渋滞という印象でした。
2010年代後半の百里基地航空祭は、この抜本的解決に乗り出しました、駐車場を大洗海水浴場、25km先に設定したのですね。横浜のイベントに横須賀の駐車場を使って路線バスの移動とするような方式に近い。25kmはかなり無謀に思えたのですが、これが成功している。
大洗海水浴場は首都圏最大の海水浴場といいまして、二万台くらいは収容できます、そして航空祭は十月から十二月、海水浴のオフシーズンですので、あんこう祭りとか行うとき以外は閑散としている。ここに航空祭の駐車場を確保し、ここからシャトルバスで結ぶ。
大洗の鹿島臨海鐵道とは別会社の鹿島鉄道という路線が石岡駅と鉾田駅まで27kmの路線が昔ありまして、一時間に一本運行されていました、鉄道はバスよりいいと思うのは線路が維持されていれば定時制が高く、渋滞に巻き込まれない、お金に代えられない利点が。
鹿島鉄道も、基地近傍まで路線があった時代に、例えば急行列車で石岡から基地まで直通列車を急行料金込みで運行し、ぼっているのではなく鉄道を来年まで存続させるためにご理解とご協力を、と運行していたならば、収益を維持できたのか、とおもったりする。
シャトルバスは時間帯ごとに、駐車場時間帯利用中線が行われていて、事前応募製という。早いバスは夜明け前から運行していて、早い時間帯の駐車券を確保しますと、非常にスムーズに基地へ移動できる、そして茨城県警の交通統制もあって、最近は渋滞が短いとも。
BRTバスレイルトレインシステムという、廃線後の線路を撤去してバス専用通路を設定する鹿島鉄道のバス路線開通も、じつはちょっとだけ道路区間の渋滞がダイヤを乱すのですが、これも基地、ではないが、基地と滑走路を共用する茨城空港への移動を便利とした。
茨城空港は、旅客機の運行本数がそれほど多くはないのですけれども、この空港から百里基地を一望できますので、そちらのバスによる旅客輸送需要というものはそれなりにあるのでしょうか。茨城空港にもわずかながら飲食店がありますので、ここからも撮影できる。
ローカル空港、神戸空港と同じくらいといいたいところですが、フードコートは神戸空港の方が若干広いのかもしれないのですが、この茨城空港に隣接して、ショッピングモールでもできて小さなビジネスホテルでもできたら、航空祭以外の日に利用したい、とも。
土浦にこの日は宿泊したものですが、ちょっと駅から遠い、そして交通が不便、これこそ百里基地の印象でした。千歳基地や那覇基地、距離としてはこちらのほうが遠いのですけれども、所要時間と移動に関する疲労困憊度合いで、百里基地は遠い。そんな印象で。
航空祭は、だからこそ事前に移動経路などをしっかりと調査し、疲れないように、航空機の撮影に集中できるような体制で下調べするという大切さを、感じたものです。しかし航空祭は素晴らしい写真を撮れた、十年単位で思い出となる十年前の航空祭の写真です。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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