■ヘリコプターの能力
戦車は300両と特科火砲は300門という防衛力整備の筋が明示されている最中で削減が進んでいますが、機数整備の目安が無いヘリコプターの削減概況は現在非常に厳しい。

アパッチヘリコプターに空中給油受油装置が必要なのではないか。日本の防衛を考える場合、特に今後の戦闘ヘリコプター削減を前に部隊数も削減される一方、ロシア軍ウクライナ侵攻という現実を前に、北海道の防衛というものを今一度考える必要が出てきていますが、九州から北海道、アパッチを緊急展開させるにはさすがに航続距離が不足となります。

AH-64D戦闘ヘリコプターは現在わずか12機、そして96機あったAH-1S対戦車ヘリコプターは耐用年数限界によりどんどん削減され、先日の中部方面隊記念行事では飛来したAH-1Sは僅か1機、北大路期間創設当時は6機編隊でしたので、削減の限度を超えて厳しい現実があります、すると有事の際には相当、方面隊を越えての機動運用が必要となる。

KC-46A空中給油輸送機、戦闘ヘリコプターに空中給油という概念は理解されにくいかもしれませんが、航空自衛隊に配備が開始された新型空中給油機がヘリコプターへの給油能力を有している、という点を踏まえると運用の幅を広める好機に見えます、これはUH-60J救難ヘリコプターを支援するために既存輸送機へ空中給油能力が付与されたかたちです。

KC-130空中給油輸送機、航空自衛隊はC-130H輸送機の一部を給油機に転用していますし、数としては一定程度の水準にあります。もちろんAH-64Dに空中給油受油機能をつけることに問題はあります、それは戦闘ヘリコプターは匍匐飛行というごく超低空を飛行しますので、長い空中給油受油装置を装着すると、全長が伸び樹木接触のリスクは高まります。

ただ、日本列島は長大であり道北の稚内を欧州地図にスライドさせると北欧のコペンハーゲンに重なりますが、その地図で沖縄の波照間島をみますとアフリカのアルジェに重なるのですね、AH-64Dの航続距離は長大ですが、それでも流石に北欧から欧州と地中海を越えてアフリカまでという距離を想定した設計ではありません、すると航続距離が足りない。

12機のAH-64Dでは不足することは確かですし、なによりAH-64Dは2005年に、つまりWeblog北大路機関が運営開始の年に、配備開始となったものですので、相応に老朽化もすすみ、増強とともに後継機の選定が必要となるでしょう、再度AH-1Sのように96機を導入し全国に配備しないのであれば、空中給油による航続距離遠伸は、必要だと考えます。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
戦車は300両と特科火砲は300門という防衛力整備の筋が明示されている最中で削減が進んでいますが、機数整備の目安が無いヘリコプターの削減概況は現在非常に厳しい。

アパッチヘリコプターに空中給油受油装置が必要なのではないか。日本の防衛を考える場合、特に今後の戦闘ヘリコプター削減を前に部隊数も削減される一方、ロシア軍ウクライナ侵攻という現実を前に、北海道の防衛というものを今一度考える必要が出てきていますが、九州から北海道、アパッチを緊急展開させるにはさすがに航続距離が不足となります。

AH-64D戦闘ヘリコプターは現在わずか12機、そして96機あったAH-1S対戦車ヘリコプターは耐用年数限界によりどんどん削減され、先日の中部方面隊記念行事では飛来したAH-1Sは僅か1機、北大路期間創設当時は6機編隊でしたので、削減の限度を超えて厳しい現実があります、すると有事の際には相当、方面隊を越えての機動運用が必要となる。

KC-46A空中給油輸送機、戦闘ヘリコプターに空中給油という概念は理解されにくいかもしれませんが、航空自衛隊に配備が開始された新型空中給油機がヘリコプターへの給油能力を有している、という点を踏まえると運用の幅を広める好機に見えます、これはUH-60J救難ヘリコプターを支援するために既存輸送機へ空中給油能力が付与されたかたちです。

KC-130空中給油輸送機、航空自衛隊はC-130H輸送機の一部を給油機に転用していますし、数としては一定程度の水準にあります。もちろんAH-64Dに空中給油受油機能をつけることに問題はあります、それは戦闘ヘリコプターは匍匐飛行というごく超低空を飛行しますので、長い空中給油受油装置を装着すると、全長が伸び樹木接触のリスクは高まります。

ただ、日本列島は長大であり道北の稚内を欧州地図にスライドさせると北欧のコペンハーゲンに重なりますが、その地図で沖縄の波照間島をみますとアフリカのアルジェに重なるのですね、AH-64Dの航続距離は長大ですが、それでも流石に北欧から欧州と地中海を越えてアフリカまでという距離を想定した設計ではありません、すると航続距離が足りない。

12機のAH-64Dでは不足することは確かですし、なによりAH-64Dは2005年に、つまりWeblog北大路機関が運営開始の年に、配備開始となったものですので、相応に老朽化もすすみ、増強とともに後継機の選定が必要となるでしょう、再度AH-1Sのように96機を導入し全国に配備しないのであれば、空中給油による航続距離遠伸は、必要だと考えます。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)