■吉倉桟橋に並ぶ護衛艦
吉倉桟橋に戻ってきました。この横須賀基地の東京湾へ突き出た湾内の桟橋に並ぶ護衛艦の威容に遊覧船からも驚きの声が上がる。
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おおなみ、艦番号111は護衛艦たかなみ型二番艦おおなみ、です。ステルス性と同時多目標対処能力に高い航洋性と航続距離、新時代の汎用護衛艦は任務範囲の増大に対応しました。たかなみ型護衛艦筆頭に汎用護衛艦が勢揃いです。いまの駆逐艦はすごいぞ最高だ。
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むらさめ、艦番号101が奥の方に見えますので護衛艦むらさめ入港中です。あさぎり型に続く新世代の護衛艦は汎用性と将来発展性を見越し、はるな型ヘリコプター搭載護衛艦の船体配置を参考とした余裕ある設計で建造され、基準排水量も4400tとなりました。
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たかなみ、艦番号110が見えますね。たかなみ型は前型むらさめ型の拡大改良型でミサイル垂直発射装置を統合化し前甲板に集約すると共に艦砲を3インチ砲から5インチ砲へ強化、艦内も前の中部屋を大部屋に戻し居住性向上基準排水量も4550tへと拡大しています。
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てるづき、艦番号116が確認できました。あきづき型護衛艦、僚艦防空能力としまして50km圏内の限定的艦隊防空能力を付与したのが本型で、FCS-3多機能レーダーを搭載しています、名実ともにミニイージスというべき、イージスシステムの日本版を搭載した護衛艦だ。
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ときわ。艦番号423が確認できましたので補給艦とわだ型2番艦が入港しています、基準排水量8100tで満載排水量は12200tという艦隊補給艦で、はるな型しらね型の時代の護衛隊群8隻とヘリコプター8機分の燃料及び弾薬と糧食等を補給する能力を有しています。
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はたかぜ、艦番号171が確認できます、ミサイル護衛艦はたかぜ型の一番艦はやかぜ、ですね。デジタルターターシステムを搭載した艦隊防空艦ですが、イージス艦への過渡期に竣工したため、同型艦は当初の5隻建造が2隻となり、こんごう型へ建造は移行しました。
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あきづき型と、たかなみ型、船体は一の相違点が良く分かる一枚です。もともとFCS-3は護衛艦たかなみ型から搭載される計画でしたが、開発度合い以上に順調に量産が進み、なにしろ、むらさめ型は一年間に3隻建造された事もある、FCS-3が間に合いませんでした。
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はるな。海上自衛隊最初のヘリコプター搭載護衛艦の船体配置、飛行甲板と船体の一体化や上部構造物配置、勿論ガスタービンと蒸気タービン艦の相違やCIC位置の船体内部と艦橋一体化など技術進歩は取り入れられていますが、基本は4700t型護衛艦の延長線上です。
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はたかぜ、むらさめ、てるづき、たかなみ、おおなみ。いまの駆逐艦はすごいぞ最高だ。この繰り返す台詞はアメリカ映画“バトルシップ”にて主人公の海軍大尉が記念艦ミズーリ艦上で小さな子供に戦艦と駆逐艦の違いを聞かれた際の説明、戦艦は恐竜みたいなもの。
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むらさめ型が竣工した当時は複数航空目標同時対処能力を持つためにミニイージス艦と呼ばれ、いつしか忘れられてゆきましたが、最近はイージスシステムを搭載していない中国の防空艦が見た目でイージス艦と似ている事から中華イージスと呼ばれているのは微笑ましい。
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はたかぜ基準排水量は4650tで、むらさめ基準排水量は4400t、船体ではミサイル護衛艦の方が大きなものなのですが上部構造物の設計余裕から逆に汎用護衛艦の方が大きな護衛艦に見えるのですね、はたかぜ上部構造物は、はるな型設計をそのまま踏襲している様に。
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はるな型護衛艦は第一世代のヘリコプター搭載護衛艦の最初の艦という認識ですが、日本護衛艦歴史全体を俯瞰しますと2010年代まで続く非常にエポックメイキングな護衛艦、という評価を加えてみた方が良いのかもしれませんね。その、はるな除籍からもう12年かあ。
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はたかぜ、むらさめ、てるづき、たかなみ、おおなみ。横須賀軍港めぐり遊覧船、惜しむべくは始発が1100時でして、太陽は天頂に近づく時間なのですよね、東京湾西岸に位置する横須賀はどうしても順光は午前中のみ、0900時頃に運行されていれば、と思うのです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
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吉倉桟橋に戻ってきました。この横須賀基地の東京湾へ突き出た湾内の桟橋に並ぶ護衛艦の威容に遊覧船からも驚きの声が上がる。
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おおなみ、艦番号111は護衛艦たかなみ型二番艦おおなみ、です。ステルス性と同時多目標対処能力に高い航洋性と航続距離、新時代の汎用護衛艦は任務範囲の増大に対応しました。たかなみ型護衛艦筆頭に汎用護衛艦が勢揃いです。いまの駆逐艦はすごいぞ最高だ。
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むらさめ、艦番号101が奥の方に見えますので護衛艦むらさめ入港中です。あさぎり型に続く新世代の護衛艦は汎用性と将来発展性を見越し、はるな型ヘリコプター搭載護衛艦の船体配置を参考とした余裕ある設計で建造され、基準排水量も4400tとなりました。
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たかなみ、艦番号110が見えますね。たかなみ型は前型むらさめ型の拡大改良型でミサイル垂直発射装置を統合化し前甲板に集約すると共に艦砲を3インチ砲から5インチ砲へ強化、艦内も前の中部屋を大部屋に戻し居住性向上基準排水量も4550tへと拡大しています。
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てるづき、艦番号116が確認できました。あきづき型護衛艦、僚艦防空能力としまして50km圏内の限定的艦隊防空能力を付与したのが本型で、FCS-3多機能レーダーを搭載しています、名実ともにミニイージスというべき、イージスシステムの日本版を搭載した護衛艦だ。
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ときわ。艦番号423が確認できましたので補給艦とわだ型2番艦が入港しています、基準排水量8100tで満載排水量は12200tという艦隊補給艦で、はるな型しらね型の時代の護衛隊群8隻とヘリコプター8機分の燃料及び弾薬と糧食等を補給する能力を有しています。
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はたかぜ、艦番号171が確認できます、ミサイル護衛艦はたかぜ型の一番艦はやかぜ、ですね。デジタルターターシステムを搭載した艦隊防空艦ですが、イージス艦への過渡期に竣工したため、同型艦は当初の5隻建造が2隻となり、こんごう型へ建造は移行しました。
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あきづき型と、たかなみ型、船体は一の相違点が良く分かる一枚です。もともとFCS-3は護衛艦たかなみ型から搭載される計画でしたが、開発度合い以上に順調に量産が進み、なにしろ、むらさめ型は一年間に3隻建造された事もある、FCS-3が間に合いませんでした。
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はるな。海上自衛隊最初のヘリコプター搭載護衛艦の船体配置、飛行甲板と船体の一体化や上部構造物配置、勿論ガスタービンと蒸気タービン艦の相違やCIC位置の船体内部と艦橋一体化など技術進歩は取り入れられていますが、基本は4700t型護衛艦の延長線上です。
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はたかぜ、むらさめ、てるづき、たかなみ、おおなみ。いまの駆逐艦はすごいぞ最高だ。この繰り返す台詞はアメリカ映画“バトルシップ”にて主人公の海軍大尉が記念艦ミズーリ艦上で小さな子供に戦艦と駆逐艦の違いを聞かれた際の説明、戦艦は恐竜みたいなもの。
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むらさめ型が竣工した当時は複数航空目標同時対処能力を持つためにミニイージス艦と呼ばれ、いつしか忘れられてゆきましたが、最近はイージスシステムを搭載していない中国の防空艦が見た目でイージス艦と似ている事から中華イージスと呼ばれているのは微笑ましい。
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はたかぜ基準排水量は4650tで、むらさめ基準排水量は4400t、船体ではミサイル護衛艦の方が大きなものなのですが上部構造物の設計余裕から逆に汎用護衛艦の方が大きな護衛艦に見えるのですね、はたかぜ上部構造物は、はるな型設計をそのまま踏襲している様に。
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はるな型護衛艦は第一世代のヘリコプター搭載護衛艦の最初の艦という認識ですが、日本護衛艦歴史全体を俯瞰しますと2010年代まで続く非常にエポックメイキングな護衛艦、という評価を加えてみた方が良いのかもしれませんね。その、はるな除籍からもう12年かあ。
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はたかぜ、むらさめ、てるづき、たかなみ、おおなみ。横須賀軍港めぐり遊覧船、惜しむべくは始発が1100時でして、太陽は天頂に近づく時間なのですよね、東京湾西岸に位置する横須賀はどうしても順光は午前中のみ、0900時頃に運行されていれば、と思うのです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
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