■パノラマSuperの名古屋本線
名鉄特急や近鉄特急と南海特急は流線型の先頭車両がなにか旅に出るのだという新鮮味を日常に加えてくれる。
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名鉄特急パノラマSuper,1000系特急電車。新塗装は名鉄でも見慣れたものですが、今後は名鉄と云えば赤い電車、スカーレッドの名鉄電車という1961年の7000系パノラマカー以来の塗装は紅白塗装に切り替わってゆくという。その鏑矢が、このパノラマSuperという。
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パノラマSuperは展望車一両を先頭に名古屋本線の名鉄岐阜と豊橋を結ぶ特急として運行され、2002年から犬山線乗り入れ特急に展開、それまでは名古屋本線の特急だけが一般車として特急料金不要の特急、それ以外は全車特別車、いや全車指定席の特急が基本でした。
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名鉄9500系電車、2019年より運行開始となった最新鋭の電車です。実はこの9500系は名鉄の変化を示す列車と云えまして、それは残念な方向へ、と。5700系SR、名鉄は急行型というべき車輛5700系を運行、クロスシート車で前面窓が大きく乗り心地のよい車両です。
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しかし、この5700系、名鉄はさよなら運転は勿論、運行終了時を明確にしないまま形式廃止し、しかも急行型の後継は座るシートを少なくし、省エネの名の元編成を短くした分乗客は立っていろという、ロングシート車で置き換えたのですね。せめてLCカーが欲しい。
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1800系特急、これはパノラマSuperですが、編成は6両編成に2両の増結を行っています。昔は紅白塗装の白の部分が多かったのですが、新塗装は赤の部分が多くなっている。名鉄は駅の間隔は狭いが車両洗浄の間隔が広く、故に白色に汚れの目立つ車輛が多かった、と。
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特急ならば、鉄道会社の顔ですし特に特別車は特別料金を取っているのですから丹念に車両を洗浄すべきと思うのですが、そんなことよりも汚れの目立たない塗装として洗わない事でコスト削減だ、と受け取れるもの。なお自衛隊では洗ってない迷彩服を新迷彩という。
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2200系特急。中部国際空港開業に合わせ導入された2000系特急と共に導入されたもの、パノラマSuperの後継車両です。名鉄のコスト重視はこの車輛にも表れていまして、展望車を廃止し、車両として安上がりとしました。そして特別車の絨毯もコストカットされた。
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名鉄は1993年の3500系電車投入まで、本線車輛はロングシート車ではなくセミクロスシート車輛を通勤車両としていました、これは愛知県岐阜県のモータリゼーションへの対抗策だった訳ですが、乗り心地が良かった。しかし、過去の話となるのは、寂しいですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
名鉄特急や近鉄特急と南海特急は流線型の先頭車両がなにか旅に出るのだという新鮮味を日常に加えてくれる。
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名鉄特急パノラマSuper,1000系特急電車。新塗装は名鉄でも見慣れたものですが、今後は名鉄と云えば赤い電車、スカーレッドの名鉄電車という1961年の7000系パノラマカー以来の塗装は紅白塗装に切り替わってゆくという。その鏑矢が、このパノラマSuperという。
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パノラマSuperは展望車一両を先頭に名古屋本線の名鉄岐阜と豊橋を結ぶ特急として運行され、2002年から犬山線乗り入れ特急に展開、それまでは名古屋本線の特急だけが一般車として特急料金不要の特急、それ以外は全車特別車、いや全車指定席の特急が基本でした。
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名鉄9500系電車、2019年より運行開始となった最新鋭の電車です。実はこの9500系は名鉄の変化を示す列車と云えまして、それは残念な方向へ、と。5700系SR、名鉄は急行型というべき車輛5700系を運行、クロスシート車で前面窓が大きく乗り心地のよい車両です。
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しかし、この5700系、名鉄はさよなら運転は勿論、運行終了時を明確にしないまま形式廃止し、しかも急行型の後継は座るシートを少なくし、省エネの名の元編成を短くした分乗客は立っていろという、ロングシート車で置き換えたのですね。せめてLCカーが欲しい。
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1800系特急、これはパノラマSuperですが、編成は6両編成に2両の増結を行っています。昔は紅白塗装の白の部分が多かったのですが、新塗装は赤の部分が多くなっている。名鉄は駅の間隔は狭いが車両洗浄の間隔が広く、故に白色に汚れの目立つ車輛が多かった、と。
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特急ならば、鉄道会社の顔ですし特に特別車は特別料金を取っているのですから丹念に車両を洗浄すべきと思うのですが、そんなことよりも汚れの目立たない塗装として洗わない事でコスト削減だ、と受け取れるもの。なお自衛隊では洗ってない迷彩服を新迷彩という。
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2200系特急。中部国際空港開業に合わせ導入された2000系特急と共に導入されたもの、パノラマSuperの後継車両です。名鉄のコスト重視はこの車輛にも表れていまして、展望車を廃止し、車両として安上がりとしました。そして特別車の絨毯もコストカットされた。
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名鉄は1993年の3500系電車投入まで、本線車輛はロングシート車ではなくセミクロスシート車輛を通勤車両としていました、これは愛知県岐阜県のモータリゼーションへの対抗策だった訳ですが、乗り心地が良かった。しかし、過去の話となるのは、寂しいですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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