れれれのれ
前回に続き「CMでご存じいただいております○○の」ですが、これは「ご存じ」に「いただいております」をくっつけた言い方なのでしょうか。果たしてそれで成立するのでしょうか。「ご存じ」は、名詞、知っていることの尊敬語、世間周知のこと、と辞書に書いてあります。「ご存じ、日本が誇る☆☆☆の登場です!」「テレビCMでご存じの○○」「もう皆さんご存じですね?!」の「ご存じ」です。
例えば、尊敬表現の「ご(お)~になる」を短くした言い方があります。「お出掛けになるのですか」は「お出掛けですか」、「お帰りになりますか」は「お帰りですか」、「お客様がお待ちになっています」は「お客様がお待ちです」、「お呼びになりましたか」は「お呼びですか」となります。「お帰りの際は」や「お探しの品物は」も「ご(お)~になる」、すなわち「お帰りになる際は」「お探しになっている品物は」であり、「お帰り」や「お探し」は名詞ではありません。
それから、「ご(お)~いただく」「ご利用いただいております」「ご覧いただいております」「お話しいただいております」という言い方がありますが、「ご利用」=「利用して」、「ご覧」=「見て」、「お話し」=「話して」で、名詞ではありません。「お答えをさせていただきます」だの「お会いをいただきまして」だの、ありえない言い方までちょいちょい聞こえてきますが、これも名詞ではないのです。
「△△はご存じですか」は、「△△は・ご存じ・ですか」→「△△は・知っていらっしゃること・ですか」と聞いているわけで、「知っていらっしゃること」だから、相手に「ご存じ・ですか」と聞くことができるわけです。「ご存じいただいております」だと、「知っていらっしゃること・いただいております」ですか? やっぱり違いますよね。
前回に続き「CMでご存じいただいております○○の」ですが、これは「ご存じ」に「いただいております」をくっつけた言い方なのでしょうか。果たしてそれで成立するのでしょうか。「ご存じ」は、名詞、知っていることの尊敬語、世間周知のこと、と辞書に書いてあります。「ご存じ、日本が誇る☆☆☆の登場です!」「テレビCMでご存じの○○」「もう皆さんご存じですね?!」の「ご存じ」です。
例えば、尊敬表現の「ご(お)~になる」を短くした言い方があります。「お出掛けになるのですか」は「お出掛けですか」、「お帰りになりますか」は「お帰りですか」、「お客様がお待ちになっています」は「お客様がお待ちです」、「お呼びになりましたか」は「お呼びですか」となります。「お帰りの際は」や「お探しの品物は」も「ご(お)~になる」、すなわち「お帰りになる際は」「お探しになっている品物は」であり、「お帰り」や「お探し」は名詞ではありません。
それから、「ご(お)~いただく」「ご利用いただいております」「ご覧いただいております」「お話しいただいております」という言い方がありますが、「ご利用」=「利用して」、「ご覧」=「見て」、「お話し」=「話して」で、名詞ではありません。「お答えをさせていただきます」だの「お会いをいただきまして」だの、ありえない言い方までちょいちょい聞こえてきますが、これも名詞ではないのです。
「△△はご存じですか」は、「△△は・ご存じ・ですか」→「△△は・知っていらっしゃること・ですか」と聞いているわけで、「知っていらっしゃること」だから、相手に「ご存じ・ですか」と聞くことができるわけです。「ご存じいただいております」だと、「知っていらっしゃること・いただいております」ですか? やっぱり違いますよね。