高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

環境教育学会北海道支部のフォーラム

2014-11-16 22:06:54 | プログラム 研修、講演等

 二日間の日程であった環境教育学会北海道支部の地域フォーラムにはスタッフを含めて30名近い参加でした。 雪が降った歌才の北限のぶな林散策をオプションツアーとし、全日程が終了しました。 教育大の学生さんや高校生の参加もありました。 若い人たちが環境教育に興味を持ってもらえるのはうれしいことですね。 一方、地域フォーラムの割には地域からの参加者は私たちを除いて5人だけとなり、が少なくて、広報においては反省しきりです。 であっても、寿都町と黒松内町と合わせて人口が6500人ほどですから、人口が30倍位いる札幌圏を考えれば、5人x30倍ですから150人は来たことに相当する・・・・、と強がりなふりかえり・・・。

 環境と教育、そして学会、どれも難しそうな語感です。

 内容的には私にとっては有意義、有益なものでした。 私が登場する枠が多かったというのが、「自己満足」につながっているかもしれませんが・・・・。 

子どもたちを農山漁村地域で受け入れて宿泊型体験教育をしようという、国もバックアップしている学校教育と地域をつなげる「子ども農山漁村交流プロジェクト」ですが、少しずつは広がりを見せていると思います。  今や、田舎の子ども達であっても自然や第一次産業に触れることがあまりありません。 国の基盤でもある第一次産業、はたまた小さな国土であっても多様な自然環境に恵まれている日本、そして北海道。ここには、子どもたちが体験を通して学べる実学の場があります。 地域での学ぶことは、学校で習ったこと、習うことを自分の目で耳で見聞きし、肌で感じることができます。教科書・頭の中での学びと実生活を結びつける自然体験活動です。

 黒松内ぶなの森自然学校では、来年度の予約がすでに8学校となりました。 本州にはもっと多数な宿泊体験活動を受け入れている地域もあるようですが、学校と打ち合わせをしながら丁寧にプログラムフローを作っていくことは、一週間に一校の割合であって、私たちとしては受け入れはほぼ限界です。

 課題は担い手となる地域を増やすことにあるかと思います。 また、この学校と地域をつないでプログラム実施とコーディネイトする人材が不可欠です。 今回来た、学生さんの中からも、「地域に飛び込む」人が現れてくるといいですね・・・。

自然学校に訪れる、ボランティアをする若者は増えてきているのですが、もう一歩、地域に入って「シゴト」する人材はまだまだ不足しています。地域おこし協力隊という制度もありますが、上手に地域とマッチングさせる、その協力隊員が2年後、3年後に定着させることには課題があります。 このプロジェクトはその解決への糸口なんだけどなあ・・・。 そのためには、学校や学校教育の仕組みや学校は何を教えているのか教育指導内容にも地域側が理解をすることが大切です。

 このコーディネイト役する人材を増やすことに、私としては強いモチベーションを持っています。

 

 

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