高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

青桐の家

2021-07-12 14:53:05 | 日記

あっ、ついに無くなった!!  洞爺湖月浦地区の高台にあった宿泊施設です。 ここはもともとは、埼玉で学習私塾をしていた芳賀さんという方が、洞爺湖中学校に通う都会の子供たちの山村留学の寄宿施設として私財を投じて造られたものでした。 山村留学が途絶えて空家になった施設を縁あってその管理を受けたのは、NPOねおすの初期の頃、1990年代後半だっただろうか。 二段ベットの宿舎棟と厨房と今のある本館があり、30名ほどの収容が可能で、洞爺湖を見わたす絶好地でした。 敷地内にはサクランボの木がたくさんあって、時期には取り放題だったなあ。 それは黒松内に移住する前で、夏はいつ来てもいつ帰ってもいいような滞在プログラムをやったりしていました。 週末には誰かが管理にゆくようにして、2年間は預かっていました。 今の黒松内ぶなの森自然学校の前身のようなことを試行錯誤し始めた時期でもありました。 しかし、常駐したわけでなく、札幌からの通いの通年の管理は負担が大きくて契約継続ができませんでした。 その後は、虻田高校バレー部の寄宿舎になったとは聞いていましたが、もう5,6年以上前からは廃屋になっていて、訪ねた時は宿舎の屋根や壁も相当に傷んでしまっていました・・。

昨日(2021.07.02)に洞爺湖を訪ねたおりに久しぶりに現地に行ってみました。 遂に建物は取り壊され更地になっていました。

自然体験活動を仕事にしてゆく初期の段階におおいにその実顕地となった場所であり、感慨深いものがありました。 芳賀さんはずいぶん前にお亡くなりになられたと噂でお聞きしたことがありました。 改めて、感謝合掌・・・。

 





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