おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

山のサーカスまつり

2020-06-28 | おすすめ!
今日は朝の町田クラスから、丹沢へ向かった。

意外な面々が東京都の"アートでエール"で共演をしていて、その作品はとても面白い世界だった。このコロナ下で、生で生きてきたパフォーマーの活路は映像にしかなかったのだけど、映像ならではの表現が生み出されていて、とても興味をもった。
映像はこちら。チィキィ*パークゥ ぜひ!

その面々が、懐かしい丹沢の山の中でパフォーマンスを行う情報をみかけ、古い仲間に連絡。集合の小田急線の駅には想像通り、主催出演者いはらつトム氏による観客迎車!リハとかだいじょぶなのー!!



このあたりは、私がむごん劇のバイトのなっちゃんだった23〜4歳の頃、たびたび荷物を積み込みに行ったり泊まったりしていた集落である。釣り堀の看板とか、見覚えがあって胸キュン。いつのまに長い年月が経ってんだな...子ひとり成人してるしね。
なんにせよ、自粛強要ひきこもりライフ3ヶ月ぶりの外出が寄でのサーカスで、すっかり感慨深い懐かしオバチャンの心境。そして、ゆるゆると人の集合する様子に、それだけでじーんとしてしまう。




アクロバットの叶結、音楽造形のAYACHYGAL、一輪車アクロバットのwittylook。
みなそれぞれに、生きていた!

すべてがオンラインで、それでさも、かわりになるかのようだったけれど、リアル体験に、こんなに価値があったとは!
パフォーマーとはこういう生きもの。この瞬間に生ききるように人生を設計してきた。泣。

私の仕事はなんだったかなー。
場に集う不特定多数の人々とおどりあうことだったよなー。
ずっと毎日、PCにむかってるけれど。

帰りにみた乱舞する蛍。
源氏も平家も入り乱れて、すごかった。
等価な生命、まっとうしなくちゃな。

当たり前だった、こんな日を、つくってくれて、ありがとう。



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