『Pillow Talk』
「…で?」
そう尋ねると彼は彼女の首筋に優しく口づけた。
「でね。そのクライアントったら…
『そんな地味なタイトルじゃ客入らないよ』だって。
全く失礼しちゃうわよ。私が3日もかけて考え抜いたっていうのに」
彼女は口を尖らせて文句を言った。
「で?」
彼の唇は次第に下へ下へと移動していく…。
「…でね。頭にきちゃって
『興行成績が何だっていうのよ。映画屋はいいもの作ってればいいのよ。
派手ならいいってもんじゃないでしょ。
純朴な印象の映画に派手なタイトルつけてどうすんのよ』」
彼女は声を荒げた。
「…そう言ったの?」
彼は小さな胸の頂きまで登りかけていた唇をとめて
彼女の顔をちょっと驚いたように見上げた。
「………言えなかった」
彼女は静かに視線を落とすとさっきと打って変わった蚊の鳴くような小声で呟いた。
彼はそんな彼女の表情を見てゲラゲラと笑う。
「だと思った。仕事してれば思っていても言えないこともある」
彼は優しく微笑みながらそう言うと、ベッドの彼女の横に戻り肩をそっと抱いた。
「で…何て言ったの?」
優しく髪を撫で彼女の顔を覗き込んだ。
「納得して頂けるのをもう一度考えます」
そう呟いた彼女の口はまた尖っている。
「だろうな」
彼は予想通りの答えを聞いたかようにニヤニヤと笑った。
「おかげであなたとの明日のデートがパァになっちゃった。
久しぶりのオフなのに…」
彼女は半べそをかいている。
「じゃあ、すっぽかしちゃえ。
仕事全部ほっぽりだして、今すぐ俺の嫁さんになればいい」
彼は面白がってそういうと枕に寄りかかった彼女を毛布の中に引きずり込んだ。
「もう…そんなこと出来ないって知ってるくせに…意地悪」
彼女は彼のしっかりとした胸板を拳で叩くと悔しそうにそう言った。
彼はそんな彼女を微笑んでそっと抱きしめ、髪にキスをして耳元で囁く。
「わかった。じゃ協力するよ。いい案がすぐ浮かぶように魔法をかけてあげるから…目を閉じて…」
彼女が嬉しそうに目を閉じると彼はゆっくりと彼女の額にキスをした。
そして優しく微笑んで嬉しそうに彼女を見つめる。
彼女がそっと薄目を開けると彼が微笑んでいた。
「今ので終わり?」
片目を開けた彼女は不満そうに眉間にシワを寄せ呟いた。
「うん」
彼は当然のように答える。
「え~っ、全然効かないよ。もっと凄いのがいい」
「凄いの?」
ゲラゲラと笑う彼。
「うん。例えば…プリンセス天功みたいにクルクル宙を回すとか…」
そういうと彼女は楽しそうに笑った。
「え?クルクル回すの?…相変わらず揺ちゃんイヤらしいんだから…」
彼は悪戯っぽく笑って彼女を肘で小突いた。
「何でクルクル回すのがイヤらしいのよ…ヘンなビョンホンssi」
そう答える真顔の彼女をギュッと抱きしめて彼はニヤリと笑った。
「本当に回るんだね…人間って凄いよ…感動したよ・・・中国雑技団・・」
彼女は彼の腕の中で目を輝かせていた。
彼はそんな彼女を満足げに横目で見ると幸せそうに微笑んでゆっくりと目を閉じた。
「ねえ…やっぱり…ずっとあなたとこうしていたいから…仕事辞めちゃおうかな…」
恥ずかしそうに呟く彼女。
「…」
「?」
「…」
「?寝てるの?」
彼女が覗きこむと彼は横ですやすやと寝息を立てていた。
「もう・・・全くいつの間に…」
呆れ顔で笑った彼女は彼の髪をそっと撫でながら、彼の寝顔を見つめる。
「魔法かけてもらったんだから…頑張らないと…ね」
そう呟くと彼の頬にそっとキスをして静かにベッドを後にした。
ドアが閉まる音が静かに響く。
彼は寝返りを打ちながらニッコリと微笑んだ。
「ねぇ…いつまで寝てるの…魔法使いさん」
そういうと彼女はベッドの中にもぐりこんだ。
そして冷え切った足を彼の足に絡ませる。
「あったか~い・・・人間湯たんぽ」
そういいながら彼女が嬉しそうにしがみつくと
彼は眼を開けずに幸せそうに微笑んだ。
そして彼女をぎゅっと抱きしめる。
「おはよ・・魔法使いさん、もう朝だよ 。」
抱きついた揺は彼の顔を見上げた。
目の前に立派な喉ぼとけが見える。
そっと指で触れてみる彼女・・・。
「おはよ・・揺は少しは寝たの?」
寝ぼけまなこで彼が尋ねた。
「まあね。ぼちぼち。ね、それより最高の魔法使いのおかげで最高のタイトル思いついたのよ」
彼の喉ぼとけを興味深そうにいじっていたと思ったら突然ちょっと興奮した様子で
彼女は起き上った。
「そう・・良かったじゃない」
他人事のようにそういうと彼は起き上がる彼女を引き倒し、
彼女のパジャマのボタンに手をかけた。
「もっと感動してよ・・もう前のタイトルなんて目じゃないんだから・・なんかすっごいヒットする気がしてきた・・案ずるより横山やすしね・・え?知ってる?案ずるより横山やすし・・」
そう熱く語っている間にいつのまにか彼女は生れたままの姿になっていた。
「わっ!え~っ!早業・・さすが魔法使い・・黄金の指?魔法使い万歳!魔法使い最高!」
興奮気味にそう叫ぶと彼女は彼にのしかかりたくさんのキスを浴びせた。
「すっごい熱烈歓迎だな・・じゃ今度は違う魔法にするか」
ゲラゲラ笑いながら彼が自慢げに言った。
「違う魔法って?」
彼の腹筋にキスをしていた彼女が彼を見上げる。
「胸が大きくなる魔法」
彼は真顔でそういうと悪戯っぽい表情を浮かべ両手をいやらしく動かした。
「もう・・それ魔法じゃないじゃない・・」
彼女は呆れたようにそういうと彼の唇に甘いキスをした。
「巨乳になって肩が凝ったらちゃんと肩も揉んでくれる?」
「揉むの得意だから」
自慢げな彼。
「うん」嬉しそうに頷く彼女。
「でははじめます」
彼は手術前の外科医のように厳かにそう宣言すると
彼女の小さな胸に顔を埋めた・・・・・。
いかがでしたでしょうか。
我ながら・・・短いっ!
ま、今の私にはこの長さがマックスでございますゆえお許し下さい。
これは・・ずっと昔?
いやいや・・ずっと未来?
『Fly me』として形にするとしたらこのように「隙間」を埋める方法しか
とりあえず思いつかなかったので。
最初は「違う女ってどうかな・・」と思って書き始めたんですけど
やっぱりダメみたい。(笑)
どこまで名前を出さずに書けるか遊んでしまいました。
演じている彼を書かない限り、他の女性とのLOVESTORYは書けそうにありません。
久々に書いたのでいつも以上にかなり好き勝手(笑)
楽しくお読みいただけると嬉しいです。
ちょっと掃除機かけてからレスつけ始めますね~。
昨夜の私の時間は全部と裸族に捧げてしまったので
お許し下さい。
「…で?」
そう尋ねると彼は彼女の首筋に優しく口づけた。
「でね。そのクライアントったら…
『そんな地味なタイトルじゃ客入らないよ』だって。
全く失礼しちゃうわよ。私が3日もかけて考え抜いたっていうのに」
彼女は口を尖らせて文句を言った。
「で?」
彼の唇は次第に下へ下へと移動していく…。
「…でね。頭にきちゃって
『興行成績が何だっていうのよ。映画屋はいいもの作ってればいいのよ。
派手ならいいってもんじゃないでしょ。
純朴な印象の映画に派手なタイトルつけてどうすんのよ』」
彼女は声を荒げた。
「…そう言ったの?」
彼は小さな胸の頂きまで登りかけていた唇をとめて
彼女の顔をちょっと驚いたように見上げた。
「………言えなかった」
彼女は静かに視線を落とすとさっきと打って変わった蚊の鳴くような小声で呟いた。
彼はそんな彼女の表情を見てゲラゲラと笑う。
「だと思った。仕事してれば思っていても言えないこともある」
彼は優しく微笑みながらそう言うと、ベッドの彼女の横に戻り肩をそっと抱いた。
「で…何て言ったの?」
優しく髪を撫で彼女の顔を覗き込んだ。
「納得して頂けるのをもう一度考えます」
そう呟いた彼女の口はまた尖っている。
「だろうな」
彼は予想通りの答えを聞いたかようにニヤニヤと笑った。
「おかげであなたとの明日のデートがパァになっちゃった。
久しぶりのオフなのに…」
彼女は半べそをかいている。
「じゃあ、すっぽかしちゃえ。
仕事全部ほっぽりだして、今すぐ俺の嫁さんになればいい」
彼は面白がってそういうと枕に寄りかかった彼女を毛布の中に引きずり込んだ。
「もう…そんなこと出来ないって知ってるくせに…意地悪」
彼女は彼のしっかりとした胸板を拳で叩くと悔しそうにそう言った。
彼はそんな彼女を微笑んでそっと抱きしめ、髪にキスをして耳元で囁く。
「わかった。じゃ協力するよ。いい案がすぐ浮かぶように魔法をかけてあげるから…目を閉じて…」
彼女が嬉しそうに目を閉じると彼はゆっくりと彼女の額にキスをした。
そして優しく微笑んで嬉しそうに彼女を見つめる。
彼女がそっと薄目を開けると彼が微笑んでいた。
「今ので終わり?」
片目を開けた彼女は不満そうに眉間にシワを寄せ呟いた。
「うん」
彼は当然のように答える。
「え~っ、全然効かないよ。もっと凄いのがいい」
「凄いの?」
ゲラゲラと笑う彼。
「うん。例えば…プリンセス天功みたいにクルクル宙を回すとか…」
そういうと彼女は楽しそうに笑った。
「え?クルクル回すの?…相変わらず揺ちゃんイヤらしいんだから…」
彼は悪戯っぽく笑って彼女を肘で小突いた。
「何でクルクル回すのがイヤらしいのよ…ヘンなビョンホンssi」
そう答える真顔の彼女をギュッと抱きしめて彼はニヤリと笑った。
「本当に回るんだね…人間って凄いよ…感動したよ・・・中国雑技団・・」
彼女は彼の腕の中で目を輝かせていた。
彼はそんな彼女を満足げに横目で見ると幸せそうに微笑んでゆっくりと目を閉じた。
「ねえ…やっぱり…ずっとあなたとこうしていたいから…仕事辞めちゃおうかな…」
恥ずかしそうに呟く彼女。
「…」
「?」
「…」
「?寝てるの?」
彼女が覗きこむと彼は横ですやすやと寝息を立てていた。
「もう・・・全くいつの間に…」
呆れ顔で笑った彼女は彼の髪をそっと撫でながら、彼の寝顔を見つめる。
「魔法かけてもらったんだから…頑張らないと…ね」
そう呟くと彼の頬にそっとキスをして静かにベッドを後にした。
ドアが閉まる音が静かに響く。
彼は寝返りを打ちながらニッコリと微笑んだ。
「ねぇ…いつまで寝てるの…魔法使いさん」
そういうと彼女はベッドの中にもぐりこんだ。
そして冷え切った足を彼の足に絡ませる。
「あったか~い・・・人間湯たんぽ」
そういいながら彼女が嬉しそうにしがみつくと
彼は眼を開けずに幸せそうに微笑んだ。
そして彼女をぎゅっと抱きしめる。
「おはよ・・魔法使いさん、もう朝だよ 。」
抱きついた揺は彼の顔を見上げた。
目の前に立派な喉ぼとけが見える。
そっと指で触れてみる彼女・・・。
「おはよ・・揺は少しは寝たの?」
寝ぼけまなこで彼が尋ねた。
「まあね。ぼちぼち。ね、それより最高の魔法使いのおかげで最高のタイトル思いついたのよ」
彼の喉ぼとけを興味深そうにいじっていたと思ったら突然ちょっと興奮した様子で
彼女は起き上った。
「そう・・良かったじゃない」
他人事のようにそういうと彼は起き上がる彼女を引き倒し、
彼女のパジャマのボタンに手をかけた。
「もっと感動してよ・・もう前のタイトルなんて目じゃないんだから・・なんかすっごいヒットする気がしてきた・・案ずるより横山やすしね・・え?知ってる?案ずるより横山やすし・・」
そう熱く語っている間にいつのまにか彼女は生れたままの姿になっていた。
「わっ!え~っ!早業・・さすが魔法使い・・黄金の指?魔法使い万歳!魔法使い最高!」
興奮気味にそう叫ぶと彼女は彼にのしかかりたくさんのキスを浴びせた。
「すっごい熱烈歓迎だな・・じゃ今度は違う魔法にするか」
ゲラゲラ笑いながら彼が自慢げに言った。
「違う魔法って?」
彼の腹筋にキスをしていた彼女が彼を見上げる。
「胸が大きくなる魔法」
彼は真顔でそういうと悪戯っぽい表情を浮かべ両手をいやらしく動かした。
「もう・・それ魔法じゃないじゃない・・」
彼女は呆れたようにそういうと彼の唇に甘いキスをした。
「巨乳になって肩が凝ったらちゃんと肩も揉んでくれる?」
「揉むの得意だから」
自慢げな彼。
「うん」嬉しそうに頷く彼女。
「でははじめます」
彼は手術前の外科医のように厳かにそう宣言すると
彼女の小さな胸に顔を埋めた・・・・・。
いかがでしたでしょうか。
我ながら・・・短いっ!
ま、今の私にはこの長さがマックスでございますゆえお許し下さい。
これは・・ずっと昔?
いやいや・・ずっと未来?
『Fly me』として形にするとしたらこのように「隙間」を埋める方法しか
とりあえず思いつかなかったので。
最初は「違う女ってどうかな・・」と思って書き始めたんですけど
やっぱりダメみたい。(笑)
どこまで名前を出さずに書けるか遊んでしまいました。
演じている彼を書かない限り、他の女性とのLOVESTORYは書けそうにありません。
久々に書いたのでいつも以上にかなり好き勝手(笑)
楽しくお読みいただけると嬉しいです。
ちょっと掃除機かけてからレスつけ始めますね~。
昨夜の私の時間は全部と裸族に捧げてしまったので
お許し下さい。
私も寝る前に裸族を見たら、ギンギン(爆)してしまった。悩んでたら、寝るのが遅くなって、今日寝坊したよ…クッソ…
ピロートーク。
いい感じ。
この頃私を惑わせていた、白いベッドシーツの彼がまぶたに浮かんだよ…
良いなぁ~こうやってベッドでごろごろしたり、もぐったり
二人は大人、ベストパートナーだよね!
けど、魔法使いごっこも似合っちゃうんだよ!可愛い・・・
雑技団?わかんない・・・pinkさん、解説を!
素直でお茶目で大人な彼・・・とってもいいお話でした。
酔いつぶれたベッドでこんな素敵なお話が生まれるのね~haruさん、スゴイ!!
完全復活されたようでよかったです。
一週間は夢のように過ごしてましたよ。ただただ、素敵でしたね。残念だったのは、お会い出来無かった事かなぁ
次回はぜひ、haruさんの呑みっぷりにお付き合いしたいな楽しみにしてますね
やっぱり、ここ彼には揺ちゃんでしょう
あの完成された体を独占する揺ちゃん、ウラヤマシー
楽しいお話有難うございました
うん、彼のボディーを思い浮かべちゃった・・
それはそうと、haruさん、この手のシーン、描くのがうまくなったような・・・笑
彼と揺ちゃんが幸せでいるのが、何より嬉しいです。
やっぱり彼ったら昼も夜も魔法使いなのね。・笑
一度に何万人ものオンナをシワセにもするけど
たった一人の女を極上サービスする彼も捨てがたいよねぇ~
今回とってもHに感じるのは
haruさんのテクニックが上がったの?
特別レッスンでもあった?
雑技団解説よろ~
喉仏愛好家には堪らないお話ありがとうです。
ビョンホンと揺ちゃんが幸せな姿で居るのが大好きよ~。
今回一番のお気に入りは
「……そう言ったの?」
「…言えなかった」
目に浮かぶわね大笑いするビョンホンが。(⌒~⌒)ニンマリ
彼って本当に魔法使いだわね~
もう使い物にならないほどの腑抜け状態よ~
雑伎団でくるくる回わしてほしいけど・・
無理だわね~。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
久しぶりに素敵な2人に逢えて嬉しかったわ~。
ありがとうございます。<(_ _)>
いろいろあって、眠れない夜。
徘徊中(爆)。
いつもと違う・・・
熱いもん(笑)。
こんな二人、いいなぁ~。
ヘラヘラしちゃう。
気分いい。
アリガトぉ~。
久しぶりにこの2人に会えてうれしかったです。
やっぱり、いいなぁ・・・ この掛け合い!!
また、書いてくださいね 楽しみにしています!
やっぱ、このふたり。
こうじゃないと(爆)
真っ白なシーツが擦れる音が聞こえそうなくらい、
爽やかですがすがしいふたり。
いいなぁ・・・・
で、ついに
雑技団技にまで手を出したんですね?(爆)
あたしはバブバブなんで、
わかりましぇん・・・
ぜひ解説を・・・・(願)
ラブラブな二人。
まさにSheの世界。
彼に愛されるひとは幸せだろなぁ(^-^)
揺ちゃんとっても幸せそうですね。もち彼も。
魔法使い。。はい。
キラキラ煌めくライトの中。
黄金の指(笑)もゆらゆらと魔法かけてた。
ただクルクルは出し惜しみ(爆)。。。無理か?(笑)
違うクルクルで満足デス。
あったかぽこぽこあったまりました。
あっ裸族に呼ばれた(笑)
またお邪魔させてくださいね。