メディアでは、風速10mとか報道されます。
この時の風速は、秒速でもあります。
秒速なので、3.6倍(=m×60秒×60分=3.6㎞)すると、時速になります。
風速10mは、時速36㎞になります。
つまり、自動車の速度36㎞で走った時、窓から顔を出して感じる風の速さです。
スピードスケートのパシュートは、風速13.9m(=50㎞÷3.6㎞です。
かなりの風の強さと言うのが分かり易いです。
風速30mは、時速にすると108㎞(=30m×3.6㎞)で走った時の風の速さです。
時速にすると、分かり易くなります。
3.6倍は、計算しにくいと思われがちですが、簡単に計算できます。
「4倍にして1割を引く」です。
3.6 = 4 - 0.4 = 4×(1 - 0.1)です。
30㎞の時は、4倍すると、120㎞。
そこから、1割の12㎞を引くと、120㎞-12㎞=108㎞となります。
閑話:
今朝、東京では、強風が吹いていました。
一部のメディアでは、コーンが風で飛ばされているのに、ただ、撮影しているだけで終わっていました。
アナウンサーは、コーンが飛ばされています。コーンとコーンをつなぐポールも風で右や左に動いていますと実況報告しておりました。
私は、コーンが飛ばされて危ないなと思っていましたが、案の定、そのコーンが道路の方に飛ばされ、そのコーンを警備員が走って追いかけていました。
現地報道で、強風の臨場感を出すのも大事ですが、そのコーンで、交通障害、交通事故が起こるかも知れないという危機感は、アナウンサーには無いようです。
目の前で、危ないことが起こりそうな時でも、撮影する方を優先する感覚はおかしいです。
殺人時間が起こりそうな時、撮影を優先させるの?
火事が発生し始め時、中に人がいても、撮影を優先させるのか?
交通事故が起き、負傷者がいる時でも、撮影を優先させるのか?
時々、メディアの撮影姿勢に疑問を持つことがあります。
大事なのは、人命ではないかと考えます。