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気象庁の地震予報(首都圏直下型地震の揺れ予想)

2016-08-02 | 地震

8月1日、気象庁は、17時9分に、震度7の大地震予報で誤報したことを発表しました。

詳細は、ここを参照:

http://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nc/oshirase/20160801.pdf

千葉県富津市付近を中心に最大震度7を予測した緊急地震速報(予報)を発表しましたが、その後周辺の観測点で揺れが観測されなかったため、15 秒後にキャンセル報を発表しました。

この原因は、緊急地震速報に活用している防災科学技術研究所の富津観測点のデータに大きなノイズが記録されたためです。

なお、緊急地震速報(警報)は、このようなノイズによる発信を回避するため、2点以上の観測点で揺れを観測した場合に発表することとしており、今回、緊急地震速報(警報)は発表しておりません。

 

結論は、富津市の地震計に大きなノイズを大地震と勘違いしたためである。

ここまでは、報道のとおり。

 

しかし、私が驚いたのは、地震の震度分布図。

 

この図では、北は、新潟まで、震度7の揺れを示している。

別の見方をすると、相当広い範囲で、大きく揺れることを示しています。

首都圏直下型地震の怖さ・恐ろしさを表していると考えます。

今回は、誤報でありましたが、実際に発生した時は、首都圏(関東1都6県+山梨県)の殆どが、震度7で揺れると言っています。

壊滅的になるのかどうかは、分りませんが。それに近い状態になるのではと想像してしまいます。

震度7の時の状況:

・建物:耐震性の高い住宅・建物でも、傾いたり、大きく破壊されるものがある。

・設備・インフラ:電気・ガス・水道等の主要ライフラインの供給が停止する。多くの道路の表装がめくれ、通行が困難になる。鉄道・高速道路等の広域交通機関が破壊される。都市機能が消滅し、周辺地域と孤立する。

 

誤報ではありましたが、首都圏直下型地震の警鐘として捉える必要があると思いました。

私が感じていることは、救援物資は、熊本地震のように直ぐには届かないということです。

高速道路網は、寸断されると考えます。

世間では、3日ぐらいの食糧品の確保と言っておりますが、それでは足りないと考えます。

3週間以上の非常食の確保が必要と考えます。

特に、水の確保は必須かと考えます。

 

首都圏には、日本の人口の3分の1(37百万人)、おります。

この人たちに、おにぎり1個届けるには、どれだけ必要なのかを計算して見ました。

おにぎり1個は、計算しやすくするため、100グラムとします。

具材、サランラップ等の重さは、100グラムに含むことにします。

3700万人×100グラム=370万キログラム=3700トン。

4トントラックに、おにぎりが4万個、入るかどうかは、分かりませんが、4トントラックで、925台が必要になります。

一人当たり、おにぎり1個で、925台。

1日、一人おにぎり6個とすると、5550台の4トン車が必要になります。

これは、いま、即座におにぎりが提供できると仮定しております。

これを、毎日行わなければならないとことです。

実際には、お米を確保し、それを焚いて、おにぎりにする必要があります。

首都圏のおにぎり工場は、倒壊しておりますので、中部圏、関西圏で対応する必要があります。

 

それ以外に。飲料水の問題もあります。

 

飲料水は、一人2リットル必要になります。

 

そう考えただけでも、恐ろしくなります。


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