株式会社葉月の社長ブログ 『うちは技術屋です』

飯塚市嘉麻市(筑豊福岡全域)で塗装・塗替え・防水改修などをやっています。

断熱塗装と遮熱塗装

2010年10月01日 | 断熱塗装工事
最近よく耳にする『遮熱塗装』ですが、どのくらい効果があるのでしょうか?

遮熱塗装とは、太陽光を反射させ表面温度の上昇を防ぎます。

つまり、屋根の温度を下げるのではなく、屋根温度上昇を防ぐのです。

その結果、室内の温度上昇も防げるのではないか?として開発された塗装です。

当社も数件実績がありますが、確かに、熱くて手で触る事ができなかった部材が

遮熱塗装を塗る事により触れるようになります。

多少なりとも効果がありますが・・・・


ありますが?


『断熱塗装』とはどう違うのか?


断熱塗装は、塗料の中に中空ビーズなるものが含まれており

屋根表面温度を伝えないようにする効果があります。

熱伝導効率を下げる効果がある塗料です。


光を反射させ表面温度上昇を防ぐ遮熱塗装



部材温度を遮断する断熱塗装


全然違います。


そこで実験をしてみました。

※これは私自身の勝手な実験であり、それを実証するものではありません
 あくまでも参考程度にして下さい。

またこの文及び画像を無断掲載した場合、賠償請求しますのでご注意下さい。


見本板は3枚用意しました

左が断熱塗装の上に遮熱コートを塗っています。

真ん中と左側が複層弾性塗装の色違いです。





まずは表面温度を測定してみました。

実験条件
9月初旬13時~14時半まで放置させました。
当日晴天、気温は・・・・多分35℃以上ありました(汗)



断熱塗装+遮熱コート 28.8℃ 







弾性塗装白系 34.1℃







弾性塗装の濃色 46.0℃



このことより

遮熱塗装は一般塗料より5℃ほど表面温度上昇を防ぐ効果がある

白と濃色では12℃ほど濃色の方が高くなる




さて見本板の裏面はどうでしょうか?


断熱塗装 36℃







弾性塗装白系 41.1℃






弾性塗装濃色 45.0℃



このことより

断熱塗装は一般塗料より熱を伝えにくい(当たり前ですが・・・)


あくまでも私の勝手なデータなので何とも言えませんが


断熱塗装+白系遮熱塗装が一番いいのかも知れませんね。

白系は汚れますが、そこは光触媒を施工すれば防げますが施工費も高くなります。











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