株式会社葉月の社長ブログ 『うちは技術屋です』

飯塚市嘉麻市(筑豊福岡全域)で塗装・塗替え・防水改修などをやっています。

塗装の20年・30年保証って・・・

2010年03月09日 | 大事な話し
下記のような問い合わせが年に数件はあります。

『業者Aは30年保証と言うけどオタクは何年保証するの?』

その場合、当社は『壁面で最長8年です』と言います。

まあ光触媒や高級なフッ素の場合は別ですが、一般的なシリコン塗料では最長8年がいいところではないでしょうか?


しかし、現実には『30年もちますよ』と平気で言う業者がたくさんいます。

それが本当なら、そんな塗料があると知らない私が勉強不足なのか?と思って

3大メーカー(日本ペイント・関西ペイント・大日本塗料)のうちの1社に聞いてみました。


社長、ペイントインストラクターの講習受けたでしょ?

そこの技術資料に書いてありますよ。と。

それがコレです。


建物が建っている環境状況にもよりますが、最長5年です。


では、30年保証はありえないのか?となりますが・・・・

そんな事を書くとそんな業者から攻撃を受けそうなのでここでは何とも言えません。




塗料と言うのは『色』を付けますよね。

その『色』を発色させるために『顔料』という成分を用いなければなりません。

その『顔料』自体が『環境で劣化』しやすい成分なのです。


だから、どうしても30年もたせたい場合は『クリヤー』で多数の膜を形成するしかないのです。


それから一番大事なことですが

『30年もちますよ』の根拠をしっかり聞いて下さい。


例えば、サンシャインウエザー試験をやっているのか?

またそのデータに基づいて20年30年もつと言っているのか?


『もつ』と『保証』は違いますので注意して下さい。

極端な話、塗膜が劣化して0%になるまでの期間が30年かも知れませんよ。

『確かに「もつ」と言ったけど、こういう場合は弁償しますとは言ってません。』

と言われたらどうしますか?



じゃあ保証というのは、どういった状況が保証対象になるのか?

通常の変色及び退色です・・・ので保証対象外です。と言われるかも知れません。


一番怖いのが、いくら保証書をもらっても、その会社が倒産してしまってたらどうなります?

ただの紙切れですよね。

当社ではそんな事がないよう国土交通大臣認定の長期性能保証事業に加入しています。

詳しくはココをクリックして下さい。




仮に、本当に塗装で20年30年もったとして

じゃあ、コーキングはどうですか?10年しかもちませんよ。

その他の樋などの樹脂や、雨戸などの金属も30年もちませんよ。

結局は何らかの補修をしなければならないんです。


家は定期的な点検と補修が必要なんです。

私は10年から12年のサイクルで屋根壁の塗替えをお勧めしています。

そして、非塗装部も同時に点検と補修をやればコスト的に安く済みます。


実証のない、根拠のない保証話しには注意が必要です



キチンと本質を見抜くことが大切です。

 






※検索ワード

飯塚市 嘉麻市 筑豊 桂川町 塗装 塗り替え 塗替え リフォーム 防水 住宅 アパート 光触媒

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。