インドの流儀2

今はここにいます。

サルナート

2006年12月11日 | Weblog

こんにちは。

仏陀が始めて教えを説いた地、サルナート。


入場料インド人5ルピー、外国人100ルピーを支払って中に入ると
大きなダメーク・ストーパァ(仏塔)と遺跡を取り囲む木々は涼しげで
美しい芝生にチベットの僧侶が瞑想しています。



サルーナートはベナレスから北へ車で25分ほどのところにある小さな村です。
仏陀(釈尊)が始めて初転法輪(ダルマ・チャクラ・プラワルターナ)を説いたところで有名です。
仏教の教えの要点をまとめたもので、簡単に言えば、人の苦しみは人間の欲望から生まれたもので
その苦しみを取り除くには、まず己の欲望を取り除かなければならない。という教えです。

ブッダガヤで悟りを得たブッダ(覚者)はベナレスを目指して歩きました。
途中、鹿野苑(サルナート)でかつてともに修行した5人の修行者に出会います。
満月の夜、仏陀はここで彼らに初めて真理を語りました。
5人の修行者たちと鹿が聞いたこの教えすなわち、四聖諦(四つの聖真理)、八正道(八つの至福への道)は
仏教経典の源泉となりその後広く世界へと広まりました。


灼熱のガンジス平野東部を説法を説きながら歩いた仏陀、
雨期にはこのおだやかで静謐なサルナートの僧院にとどまって
いたそうです。


  寒さと暑さと 飢えと渇つえと
  風と太陽と熱と 虻と蛇と
  これらすべてのものにうち勝って
  犀の角のようにただ独り歩め 
                       仏陀のことば(スッタ・二パータより)


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2 コメント

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Unknown (ベコニア)
2006-12-15 16:42:21
静寂さがただよってきます。
どの写真からも音や匂いがするような気がします。
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Unknown (hazunahana)
2006-12-25 22:14:42

こんにちは!!

サルナートを思い出すと気持ちがとっても落ち着いて
きます。
コルカッタにいると静けさは宝だと思います。
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