インドの流儀2

今はここにいます。

ヤマ・二ヤマ

2006年10月18日 | ヨガ
 ヤマ・ニヤマはヨガの道徳的な二つの部門ですが、この心がけがヨガの行を成功させる根本条件です。

勧戒・ヤマ(基礎的な社会的な規範。外的対象に心が動かされないようにする自己抑制。)
1、非暴力 アヒンサー       他のものに暴力を加えないこと
2、不盗  アステーヤ       ひとのものを盗まないこと
3、正直  サティヤ        正直であること
4、梵行  ブラフマチャリア    性的に清らかであること 
5、不貧  アパリグラハ      むさぼるこころをもたないこと


勧戒・二ヤマ(ヨガを始める前の精神的な準備。自分自身を対象とする内省的な自己抑制。)
1、清浄  シャゥチャ      心身を清潔に保つことで浄化
2、知足  サントーシャシャ   足ること知る 
3、苦行  タパス        苦難に耐え練習すること
4、読誦  スバァ・アディヤーヤ 聖典を読んだり、聖句(マントラ)を唱える
5、自在神への祈念イーシュヴァラ・プラニダーナ
                自在神(イシューバラ)に修行の成功を祈り念じること
     


しばらくベナレスへ行ってきます。
また帰りましたら、ここのところコルカタのことばかり
書いていましたので、またヨガのことなど書いていきたいと思います。

 God bless you!!


ドゥルガ・プージャ  その2

2006年10月10日 | Weblog

こんにちは。

インドラをはじめとする古代の神々がマヒシャという名の魔神アスラと戦い天界を追われるということがあった。
その後の戦いでも苦戦したインドラは、シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマ、ヴァルナの神々に応援を求めたところ。
その神々が一体となって怒りの光りを放ったところ、そのひかりの中からひとりの女神が誕生した。
その女神がドゥルガ。
神々は大変喜び、
シヴァは彼女に三叉戟を、クリシュナは円盤を、ヴァルナはほら貝を、アグニは槍をインドラは雷と鈴をブラフマは水瓶を
ヒマヴァットは乗り物としてライオンを武器して与えた。
女神は神々の期待に応え眩い大いなる光りを放ちアスラの王マヒシャを倒した、というのがドルガ女神の神話で、
プージャでは必ずこのエピソードを泥の像で作り飾りつけます。







ドゥルガ・プージャ

2006年10月05日 | Weblog
長い雨期が終わって、アシュヴィン月(9月から10月半ば)の新月から10日間行われたドゥルガ・プージャ(お祭り)も
終わりました。

古いビルも汚いあばら家もみんな豆電球で覆われて街は光りの洪水でした。
貧しいものも富めるものもみんな同じく着飾って、街の方々に作られた神様巡りをします。

丹精込めて作られたマー・ドゥルガはヒマラヤへ帰るという言い伝えにより
ガンジス河へ流されます。その数、4千とも5千とも言われます。

連日、たくさんの男達が大きな太鼓をわき腹に下げ、打ち鳴らしながらマー・ドゥルガをガンジス河へ運びます。
この太鼓の音がこの2・3日いろいろな方向から聞こえてきます。
一身に撥をふるう姿はマードルガーを慕い敬う心が伝わって来ます。