こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

体育の成績より元気に遊べれば

2015年07月18日 00時04分46秒 | 文芸
体育の成績よりも元気に遊べれば…

「ぼく体育大好きなのに、どうしてこれ△なんやろか?」
 終業式から帰った小2の息子が口をとがらせて言った。手には『あゆみ』がある。今年から評価方法が変わっていた。それで体育が△なのが、どうも不満らしい。
 子供時代、運動が苦手でいい点をもらったことのない父親としてはこたえようがない。遺伝だから体育はあきらめろ…なんて、まさか家やしない。父親にも面子があるのだ。
 それにしても一日中外を走り回っている息子を知っているだけに、なぜ△の評価が…と、疑問に思ってしまうのは、やはり親バカ?
 しかし、2年で技術や記録を競う授業でもあるまいし、元気いっぱい遊べれば充分じゃないだろうか。
 わたしの場合、引っ込み思案で遊べなかったのだから、体育の点が悪くても当然だったと思うが…。
 思わず皮肉が出た。
「ほなら嫌いになったら、○になるんちゃうか」
 息子が真剣な顔でうなずくので、イヤー焦った焦った!?
(神戸・1992・7・31掲載)

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