こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

無法な運転身にしみた

2015年07月13日 11時37分34秒 | 文芸
無法な運転身にしみた

 近くに用があって自転車に乗って出かけたが、いやはや最近の道路は歩行者や自転車、原付などで通行するのにいかに不合理なものかを思い知らされてしまった。
 歩道が十分な広さで設けられている所はほんの一部で、ほとんど専用の歩道がない。設けられている箇所も大半が片側だけで不便この上ない。
 そんな道路事情なのに、通行する車は道幅いっぱいの大型トラックが目立って多い。
 しかも、そのトラックを含む通行者の何とも非人間的な運転ぶりはどうだろうか。
「そこのけそこのけお車さまが通る!」とばかりに、警笛が無遠慮に鳴らされ、歩行者や自転車に乗っている人の肝を冷やさせ、け散らさんばかりの勢いで走り去っていく。
 路上駐車の車が邪魔をしていても、先んずれば人をも制すと、スピードをアップして走り抜ける。まさに戦場と言っていい有様なのだ。これで事故が起こらないのが不思議なくらいである。
 今年も事故死件数の史上最悪記録突破は間違いなしと言われているが、それもしごく当然と納得せざるを得ない状況なのである。
 クルマを運転する人たちも家庭に返れば愛する家族があるはず。ハンドルを握るとき、ぜひそれを想い出し、思いやりある運転に徹してほしい。
(神戸・1990・4・29掲載)


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