続いて向かった
「乳の井戸」
山を背に
田んぼの脇に
ポツンとある
昔住民が重宝にしていた
共同井戸だ。
この井戸
毎日
ある時間になると
石垣の間から
白い水が湧き出すとか。
まるで乳のような水
しばらくすると
す~っと
澄んだ水になるそうな。
この水
「乳の水」と言われ
近在に知れ渡った。
母乳の出が悪い母親が
こぞって足を運び
すぐ近くにある
八幡神社に詣で
この水を持ち帰ったのだ。
「この水」で炊いたご飯を
食べた母親の母乳が
多く出るようになったらしい。
それで
「乳の井戸」と
名付けられたのだ。
井戸を覆うように立つ
やぐらの屋根に
瓦で焼かれた鳩が二羽
乗っている。
昔々、
応神天皇は
鳩が運んだ
この井戸の水を
母乳代わりに
飲んで育ったという
伝説が残っている。
屋根の上の二羽の鳩に
その伝説をしのべるぞ。
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