こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

小谷あるけあるけ

2016年02月29日 00時59分30秒 | 文芸

続いて向かった

「乳の井戸」

山を背に

田んぼの脇に

ポツンとある

昔住民が重宝にしていた

共同井戸だ。

この井戸

毎日

ある時間になると

石垣の間から

白い水が湧き出すとか。

まるで乳のような水

しばらくすると

す~っと

澄んだ水になるそうな。

この水

「乳の水」と言われ

近在に知れ渡った。

母乳の出が悪い母親が

こぞって足を運び

すぐ近くにある

八幡神社に詣で

この水を持ち帰ったのだ。

「この水」で炊いたご飯を

食べた母親の母乳が

多く出るようになったらしい。

それで

「乳の井戸」と

名付けられたのだ。

井戸を覆うように立つ

やぐらの屋根に

瓦で焼かれた鳩が二羽

乗っている。

昔々、

応神天皇は

鳩が運んだ

この井戸の水を

母乳代わりに

飲んで育ったという

伝説が残っている。

屋根の上の二羽の鳩に

その伝説をしのべるぞ。






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