右直死亡事故（久喜）

平成２６年（わ）第１１０１号　

篠原 まさ江　

自動車運転過失致死

【概要】
平成２５年１０月３日夕刻に久喜市東大輪で発生した死亡事故。
被害者バイク直進、被告人車両右折の典型的右直事故です。
双方の車両の損傷は軽微ですが、被害男性（３１）は外傷性血気胸で死亡してしまいました。

【信号】
被害者が黄色信号無視で交差点侵入が直接の事故原因の様です。
被告人も対向進行するバイクの接近をを認めていたのですから、右折を中止すれば事故を回避出来ました。
しかしながら、被害者の過失を過小評価は出来ません。

【証人】
被告人の夫が証言しました。
被告人の運転を女性的な慎重で臆病な運転と評価しました。

しかしながら、この評価どおり被告人の運転が慎重であれば事故回避は可能でした。
また、被害者が黄色信号で停止していれば事故が発生しなかったのも厳然たる事実です。

とかんがえるならば、ほんのもう少しの注意で事故は防げたのかもしれません。