難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

ユナイテッドシネマ浦和で終日字幕付き映画上映。

2010年12月24日 02時24分29秒 | バリアフリー
メディア・アクセス・サポート・センターから、日本語字幕付き映画上映会の広報の依頼があった。

歩道の点字ブロックのように、日本語映画に字幕があっても違和感を感じないでみてもらえるように社会の理解を進める必要がある。
障害者制度改革推進会議の障害者基本法改正に対する第二次意見が公表されている。
情報アクセス、文化・スポーツの面でも、国民の理解でもこうした取り組みが必要になる。積極的に継続して欲しい。

本来は、日本語字幕付き映画の上映は情報アクセスの保障としても、国民への啓発としても、映画業界の自主事業として進めなければならない。
なぜか、字幕制作を補助金にするとどの映画に字幕を付けるのか付けないのかと介入が起こらないか懸念する。漫画アニメの表現に東京都が介入しているように。
これは杞憂ではない。実際に日本映画の字幕普及初期に、東映の任侠映画、日活ロマンポルノに字幕を付けることの是非が議論されたのだ。

東京都中途失聴・難聴者協会の「第25回東京都中途失聴・難聴者の集い」が1月16日に、葛飾区のリリオホールで開催される。
字幕付き映画上映会のスケジュールをこの参加者に案内を配布してもらうように実行委員長に依頼してはどうだろう。


ラビット 記
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初めまして。
突然の連絡を失礼いたします。

NPO法人メディア・アクセス・サポートセンターのYと申します。
ツイッターでもフォローさせていただいていています。

また、こちらのブログは気になってたびたび目を通させていただいています。
かねてより視覚障害者の方々とのご縁はあったのですが、難聴者や聾者の方々との直接のご縁はあまりありません。

ところで、このたびはお願いがあってご連絡を差し上げています。
すでにご存じと思いますが、12月と1月にユナイテッド・シネマ浦和にて日本語字幕・音声ガイド付きイベントを実施しています。字幕の焼きついたフィムルムでの上映を行っています。

イベント中、鑑賞後の方々にシールアンケートを行っています。
鑑賞者の多くは、この日が特別なイベントを実施している人は意識せずに鑑賞に来ています。

邦画の日本語字幕に関する出口アンケートによれば、424名の回答中 「あると良い」50.5%、「どちらでも良い」25.9%、「ないほうが良い」23.6%。
という結果です。
お客様の多くが聴者であったにも関わらず、このような結果となったことをうれしく思っておりますが、もっと多くの結果を出し、ニーズを業界各方面に伝えていきたいと思っています。

1月8日(土)、9日(日)にもアンケートを実施します。
多くの方にユナイテッドシネマ浦和での字幕付き上映をお知らせいただきたく、ご協力をお願いします。
上映作品は「SPACE BATTLESHIP ヤマト」「最後の忠臣蔵」「相棒-劇場版?-」終日字幕付きで上映します。
http://goo.gl/L7tr7

よろしくお願い申し上げます。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
早速にありがとうございます。 (矢木さやか)
2010-12-25 06:27:09
私達の今後の活動は、ここでの結果にかかっていると言っても過言ではありません。よろしくお願いします。
返信する
時間発表です (MASC矢木)
2011-01-02 14:35:47
1月8日(土)、9日(日)ユナイテッド・シネマ浦和での上映について。

一足早く、字幕付き邦画上映の時間を発表します。
お誘いあわせのうえ、ご来場いただければ幸いです。

最後の忠臣蔵
9:45~12:08
12:30~14:53
15:15~17:38

相棒-劇場版II-
9:30~11:39
12:00~14:09
14:30~16:39
17:00~19:09
19:30~21:39
22:00~0:09

SPACE BATTLESHIPヤマト
10:45~13:13
13:30~15:58
16:15~18:43
19:00~21:28
21:45~0:13
返信する
ご協力ありがとうございました (MASC矢木)
2011-01-11 05:23:00
おかげさまで、無事(?)イベントを終了しました。

4日間で、1199名からシールアンケートを得られました。最終結果は、

「あると良い」54%、「どちらでも良い」27%、「ないほうが良い」20%。

80パーセントの人が字幕に抵抗が無いという結果です。

無いほうが良いという答えの理由は
「セリフ以外の効果音が煩わしい」
「実際のセリフよりも早く表示されてネタバレする」
「文字が出ていると映画の画面に集中できない」
などです。

字幕の作り方で回避できるものも多く含まれているので、字幕の質の向上も課題です。

1月は、手話や補聴器を使用している人を多く劇場で見かけました。
こちらでの告知のおかげと感謝しています。

今後ともよろしくお願い申し上げます。
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