聴きこむ

今日はちょっとワークショップ的なことを。


「よく聴いて・・・」

「何度も聴いて・・・」


私がよくレッスン中に言う言葉。


例えば洋楽を歌う時には
まず参考に原曲を聴いて

どんな風に歌詞をあてはめているか
単語のリレーションはどうか
どのタイミングで歌うのか・・・など

マイケルジャクソンみたいに
ものすごい早いテンポで、たくさんの歌詞がある場合、
どうやって歌詞を当てはめているのか
じっくり聴かないとわからない事もある。

曲は「完コピして歌え」と推奨している訳ではないけれど
とりあえず、譜割を把握する為にも
原曲を聴く。

まず最初に原曲を研究して
練習して練習して
そしてだんだん自分のものにしていけばいい。




先日、レッスンをした生徒さんとの会話。


生徒さん「ここ、うまく言葉が乗らないんです。どうやったら良いのか？」

私「同じ個所を何回も繰り返し聴いた？」

生徒さん「はあ・・・聴こうと思うんですけど、いつもその先が聴きたくなっちゃって先に進んじゃうんです」

私「それじゃ、音楽鑑賞じゃん」



ちょっと笑い話っぽいですけど（笑）

誤解のないように・・・
因みに、この生徒さんは毎回一生懸命レッスンをして頑張っていらっしゃいます。
だから私も応援中！





さて、話をもとに戻して・・・

聴きこむということ。
本当に大切な事だと思います。
何回も何回も集中して聴く。
最初はわからなかった音も、何度も何度もしつこく聴いていけば
何かしら聴こえてくる。
新しい発見があるはずなんです。

少なくとも、私はそう思います。

分からない所があれば
１曲を何回も聴くのではなく（それはそれで大切ですが・・・）
その箇所を何度も聴く。

何度もとは・・・
20回・30回・40回・・・

分かるまで。。

何か、つかむまで。。。



そうやって

耳は鍛えられるのかなと思います。


そして
分かった時


これが何とも




嬉しくて




お・も・し・ろ・い・！！！



のです。