朝刊を読み終え、いつもお邪魔するブログを尋ね終えた時、既に10時をだいぶ回っていた。
いつもと違って風が弱く、蒸し暑さが募る日だったが曇り空が広がっていて、その分、散歩でもしてみようかなという気になる。
自転車でパトロールするには青い空と白い雲があった方がどれだけ気持ちがいいか。
暑くないのかって? いやいや、自転車は空気を切り裂いて走るので、風を巻き起こしながら走るのと一緒で、これが案外涼しい乗り物なのですよ♪
まさに空冷エンジンですな。ただし、止まると汗が吹き出すけどね…
思い立ったが吉日。
身支度をして家を出ようとしたら、西の空から青空が広がってきて、見る見るうちに全天を青空が支配してしまった。
ただし、湿度の方は急に変われないと見えて蒸し暑いまま。そこに灼熱の太陽が降り注ぐものだからたまったものじゃない。蒸し暑さは倍加し、徒歩は風を巻き起こさないから暑いのなんのって。
でも、暑さに降参して家に戻るようなことはしなかった。
そのまま、ほぼ1時間半くらい近所をほっつき歩き続けたのは、今夏初めて麦わら帽子をかぶって出かけたせいだと思う。
自転車を漕ぐ時はつばの広い麦わら帽子よりつばの小さな方が空気の抵抗も少なく具合がよろしい。
しかし、空気抵抗のない徒歩になると、夏はやっぱり麦わら帽子だろ♪
麦わら帽子は空気を通しやすいので、存在そのものが涼しい。
これで虫取り網と虫籠を下げていると夏休みの小学生そのものだけど、まぁ、ジジイも似たようなもので、虫取り網は持っていないけど周囲に好奇の目を向けて無意識に虫や花の姿を追ってスマホで「撮っている」のだから。
「♪狭いながらも楽しい我が家~」じゃないけれど、近所には狭いながら数枚の田んぼもあるし、稲の香りを嗅ぐだけで何か心底ホッとした気分になるのであります。
辺り一面が蒸し暑さでうだっているのに、田んぼを渡る風だけはどうしてあのように柔らかく、懐かしく、心地いいんだろうねぇ♪
全国的には多くの地域で予報どおりの雨になったらしいのに…
この予報外れの晴天は午後3時過ぎまで続いたのでありました。
右上端から左に弧を描いているように写っているのは?
近所の寺には花を期待して行ったのだが、ほとんど咲いていないうえに、裏山が空気の流れを遮っているようで蒸し暑いこと蒸し暑いこと…
涼しかるべき竹藪までもが蒸し暑さに息をひそめたように動きを止めていた
あの小さな葉が1枚たりとも動かない
寺を出て田んぼに回るとイノコズチが揺れ、イネの葉のそよぐのも見えてホッとする
穂が伸び始め、花が咲き出している♪
豆台風は大人しく通り過ぎたし、順調に育っているのだろう
イネの香りが漂う中をシオカラトンボが群舞していた
こいつは葉陰でじっとしていた
お馴染みのヒルガオが田んぼ脇の土手に咲いていた