ボーッとしている時に 斬新なアイデアが』 明石家さんま《キンカンの法則》
“あがり症”とは?
『何も考えていないボーッとしている状態』のときに
【斬新なアイデア】がなぜか出てくる
✴︎考え続けることも大切だが………
たまには、ボーッとしてみるのも普段と違ったアイデアが出るものだ
この状態を脳科学の専門用語では
「デフォルトモード・ネットワーク(DMN)」
と呼んでいる
DMNとは、脳が意識的な活動をしていないとき、
つまり、ぼんやりしているときに
DMNは
活性化する神経回路だ
【「遊」に始まり、「遊」に戻る】
平安末期に編まれた歌謡集「製酸秘拶」には
「遊びをせんとや生まれけむ」とある
時間に追われる現代、遊びに徹したこの境地には至れなくても
もう少し上手に遊び、
働きたいと願う人は多いだろう
❇️ 元陸上選手 為末大 氏
読売新聞より
01年の世界陸上男子400以
障害で47秒89の日本新記録を出し、
トラック種目の世界大会で日本人初の銅メダルを獲得した。
その後、真面目に階段を上がるような練習に行き詰まりを感じ始めた
そこで、今までは全然やってこなかったような刺激を体に入れ、
新たな展開を生もうとした
義務感から練習するのでなく
好奇心に基づきあれこれ試すことにしたのだ、
その結果、モチベーションは向上した
トップに行こうと思うより
目の前のことを面白がってやる方が……
結果として新しい展開が生まれて
より発展しやすい
人生の指針となる発見だった
日本社会は秩序が強固になり過ぎ変革の機運を失っているのではないか?
為末さんの抱く問題意識だ
秩序による安全は素晴らしいが、社会の何割かが混沌を取り戻し
色んな遊びが行われるようにする
それでイノベーションが生まれれば、日本はきっと元気になる
社会や企業は人々が
挑戦しやすいように制度の一部を緩め、
個人は興味本位で新たなことに挑むのが理想だと語る
【緊張と緩和のバランス】
・緊張ばかりしていてはダメ
・ボーッとばかりしていてもダメ
「緊張と緩和」を話した落語家は……
彼の名は、二代目・桂枝雀
演者として超一流の方だが
枝雀さんのすごいところは
笑いの分析家としてもまた
傑出した存在だったことだ
自著の『らくごDE枝雀』の中でたくさんお笑いロジックについて解説されている
🌀お笑いの明石家さんまが………
「結局、笑いっちゅうもんは緊張と緩和しかない」
という結論に達した
『キンカンの法則』緊張と緩和は、、、
お笑いを語る上で
最も重要なロジックといっても過言ではない
最初から緩んでいては
そもそも大きな笑いが起こらないもので、
張り詰めている状態が緩むので笑いになる
🪯 お笑い芸人は緊張しない奴は売れないねん、見事に。
みんな緊張しぃやねん、怖いから頑張んねんけど
自律神経でいえば、交感神経優位の状態から
副交感神経優位に移行するメカニズム
「あがり症(社交不安症)」
日本では全国で7~8人に1人が、あがり症だといわれている
意識全体に占める割合としては、、、
顕在意識が5%、潜在意識が95%あると言われている
大阪体育大学より
<“あがり症” と “さがり症”>
⚫︎あがり症➡︎極端な緊張
⚫︎さがり症➡︎極端な緩和
✅ “ほどほど”の緊張が、、、、
アウトプットで、力を一番発揮する事ができる
≪“さがり症”に対するサイキングアップ法≫
1.サイキングアップ
リラックスの反対の意味で、興奮・緊張を高めること
サイキングアップ用の音楽を聴く、大きな声を出したりする、
体の各部を叩くなどの方法がある。
2. 勢い呼吸
試合の直前にふーっと一息、
大きく息を吹き出して、試合に集中する。
≪“あがり症”に対するリラックス法≫
1.腹式呼吸
吸う:鼻から大きくゆーっくりと息を吸い込む、
下っ腹が膨れてくるように息を吸い込んでいく。
吐く:吐く時間が吸う時間の2倍程度になるよう、
口からゆっくりと息を吐き出していく。
細く長ーく息を吐くつもりで、吐く時にはお腹へこませる。
🟥🟩「あがり症の秘伝」
緊張する場面で……
👁🗨 手の人差し指の先を、強く握って20数える、
それぞれ5回繰り返す(左右の人差し指)。
すると、不思議と力が抜けて緊張しなくなる。
『宮本武蔵』
兵法の道において、心の持ちようは平常の心と変わってはならない、
平常のときも戦いのときも少しも変わらず。
心を広く素直にして、緊張しすぎず、少しも弛まず、
心に偏りがないように、心を真中におき、
心を静かに揺るがせて、その揺るぎのなかにも一瞬たりとも
揺るぎを失わないように、よくよく吟味すべきである。
【緊張に関する名言】
・(緊張しないコツは?)コツなんかない。
緊張できることをやらせてもらっていることを幸せだと思うことだよ
〜タモリ〜
・経験することは、一番の未来につながるもの
〜安室奈美恵〜
・苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しくなるのだ
〜ウィリアム・ジェームズ〜
・ビビりでいいと思います、僕は、それを認めたほうが練習もするし、緊張することを否定することはないと思います
〜村田諒太〜
・例えそれ(緊張)で試合に負けたとしても、死にはしないし、また次があります
〜平尾誠二〜
・自分の感情を素直に感じることです。
緊張していたら「緊張してるな」とただ感じてそれを受け入れてプレーするんです
〜横峯さくら〜
・“どうしよう” “大丈夫かな”という悪い緊張は稽古をしていない証拠。
いい緊張のほうを常にしていなさい
〜中村勘九郎(六代目)〜
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