Satoru's diary

日々の想いをつづります。
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15th Mar 2023 (Wed) アラジンのストーブの評判 どうなの? その1

2023-03-15 16:01:06 | キャンプ
時々、アラジンのストーブは暖かくない! とかデザインがいいから寒くても良い! なんて口コミを見ることがあります。 アラジンのストーブは高いのに暖かくないなら、買うのをためらう方もいるかもしれません。 そんな方のために今日は私の考察を記します。

まず最初に我が家ではアラジン ブルーフレームヒーターの初期型(15シリーズ)を使っています。 従って、最新の39シリーズでない事をご了承下さい。 暖房能力や燃費は15シリーズから現39 シリーズも変わりがないと思うのでほぼ同じ熱源だと思います。

また、我が家ではアラジンのストーブがメイン暖房ではありません。 都内在住ですが、真冬はエアコンとの併用をしておりサブ暖房として電気代削減に貢献してくれます。 秋や春の寒い日レベルならアラジンだけで十分室温20度くらいになります。 特に春の寒の戻りはその年に買った灯油を使い切るためにも役に立ちます。

そんなストーブですが アラジン ブルーフレームヒーターの特徴は
1 対流型ストーブである。
2 灯油のみが動力源で電気コンセントや乾電池を使いません。 従って電子部品を使っていないので長年にわたり使え、壊れても交換部品がシンプルです。
3 1930年代に発明された 灯油を完全燃焼させる。 そして完全燃焼の証に青い炎を出す! という特許をベースに今も(唯一の? 自然吸気で)灯油でガスコンロのように青く完全燃焼する炎を出すストーブです。 このすごい完全燃焼により有毒な一酸化炭素排出量が少なく、匂いも少なく、空気を汚しにくいストーブです。
4 1930年代から基本的な燃焼の仕組みは約90年変わらず、今後も100年、200年変わらない名品である。 それでも少しづつ駄目なところ改善し続けています。
5 タンク一体型のストーブである。
6 1時間あたりの灯油消費量が0.26Lの燃費が良いストーブである。
7 十分な加湿能力がある。


そんなストーブの色々な問いに答えたいと思います。

1 アラジンのストーブは暖かくないのか?
サブ暖房として使うなら十分温かいです。

メーカーとしては木造7畳、コンクリート造10畳の部屋を推奨しています。 しかし我が家では16畳のリビングで使用しています。 ファンヒーターやエアコンの方が部屋を急激に温める能力は高いです。 これには敵いません。 急激に部屋を温める能力はほぼゼロです。 従って、我が家でも真冬の朝はエアコンのタイマーで起きる前から部屋を暖めておきます。 起きてきたらストーブを入れます。 エアコンを切ってストーブだけでも十分温かい?(耐えられる?)日もあれば、エアコンと併用しながらエアコンの設定温度を下げて電気代節約の日もあります。 エアコンを切ってストーブだけで過ごせる日もあるので一度温まった部屋の温度を維持する能力はあります。 ストーブをつけずにエアコンだけ切ったら、急激に室温は下がります。 アラジンの効果は確実に感じます。

また我が家では写真の通り、天板を外してボイリングリングの状態で使っています。

アラジンユーザーは知っていますが、アラジンの空気吸い上げ力は強力です。 アラジンは下から空気を吸い上げ燃焼部に新鮮な空気を大量に供給し、完全燃焼し、熱風を上に吐き出します。 チムニーの上からファンヒーター並の温かい風が出ています。 想像以上に強力な風です。

青い炎のことをブルーフレームと呼んでいますが、ブルーフレームは完全燃焼の証です。 煤など出ません。 部屋や壁が汚れる事もありません。(多少は汚れてるかもしれませんが) 煤が出るのは不完全燃焼の証で、炎がオレンジ色になっている時です。 炎がオレンジ色はメンテナンスか換気のサインなので炎の色が天然の注意勧告インジゲーターです。 炎の色が青なら引き続き使ってOK、赤ならメンテか換気が必要。

ブルーフレームのためには新鮮な空気が必要です。 燃焼筒にタールが着くと空気穴が詰まり、空気の供給が悪くなりオレンジ色の炎となります。 また酸素濃度や湿度が高すぎてもオレンジ色の炎になります。 そんな時はドアを少し開けて換気して部屋の外の空気を入れてあげるとすぐにブルーフレームに戻ります。 いい注意勧告です。

ガスコンロもそうですが、加湿器を併用するとオレンジ色の炎になるようです。 これは水道水の中に含まれるカルシウムなどが空気中に放出されていてガスの炎と反応してオレンジ色の炎になるようです。 ガス会社いわく、このオレンジ色の炎は完全燃焼に影響ないようです。 完全燃焼するアラジンから大量の水蒸気が出るので追加の加湿器はいりません。

従って、天板を外してボイリングリングの状態で使うと早く部屋が温まり、あの強力な上昇気流で部屋の空気の対流が始まり、部屋の空気をかき混ぜながら暖めてくれます。 すでにサーキュレーター並みの風量で熱風が出ているので不要かもしれませんが、サーキュレーターの弱運転で上向きにし、天井付近に溜まっているであろう? 温かい空気を下ろしたりしています。

また、触媒が上に付いている現行型では使えないかもしれませんが、ボイリングリングの運用だと真上にほぼ熱が逃げるので、比較的壁の近くに置けます。 自己責任ですが我が家では壁から30cm程度離せば、壁は熱くなりません。

※マニアックな情報ですが、写真のボイリングリングは15シリーズ前期型の特徴で、ボイリングリングにも琺瑯加工してあります。 また、真ん中に五徳置いています。


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