老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

満ち溢れる命の息吹き

2022-01-16 19:49:33 | 読む 聞く 見る
1776 満ち溢れる 命の息吹き



今日ふと地元の小さな書店をのぞいた
自分は余裕ある小遣いがないので
いつも文庫本にしているが
文庫本は安くはない

昭和40年代頃
岩波文庫は百円で買えた

そんな昔の話はいいとして
今日は 原田マハ 『常設展示室』新潮文庫 を買った

原田マハさんの小説は好きである

絵画と人生が交差する6つの物語があり
今日は最初の絵画物語は
ピカソの絵画『群青』を通し
緑内障により近い将来、視力が失せてしまう美術館に勤める女性職員と
弱視の障害を抱えている幼い少女との交流を描いている

「ピカソが描きたかったのは、目の不自由な男の肖像じゃない。
どんな障害があろうと、かすかな光を求めて生きようとする、
人間の 力 なんです」(44ページ)

心でアートを見つめることの大切さを知る



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