老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

507;上手な介護サービスの活用処方 第32話「認定調査の項目」 〔30〕 場所の理解

2017-11-03 04:56:09 | 上手な介護サービスの活用処方
上手な介護サービスの活用処方 第32話「認定調査の項目」 〔30〕 
3-7 場所の理解(能力)


ここでいう「場所の理解」とは、「ここはどこですか」という質問に答えることである

1.できる
2.できない

1.質問されたことについて、ほぼ正確な回答ができる場合をいう。
2.質問されたことについて正しく回答できない、あるいは、まったく回答できない場合をいう。

所在地や施設名をたずねる質問ではない。質問に対して「施設」「自宅」などの区別がつけば、「できる」になる。
現在、施設に入所中だが、施設に入所していること自体、理解していない場合は、「できない」を選択する
現在、施設に入所していることは、理解しているが、施設の所在地や施設名について答えることができなかった。これは「できる」になる。


実際に、認定調査で「ここはどこですか」と質問した場合、自宅の場合は、所在地を答える人が多い。それでは「できる」にならず、
「ここは誰の家ですか」と聞き直しをしてしまう。たいていは「俺の家」「息子の家」と答える事が多い。
場所の理解ができているかどうか(場所の失見当識の判断)、を知る調査項目になるのだが、私は付け足しで、自宅のトイレや洗面所など場所を理解しているかどうかも聞き、そのことも特記事項に記載する。
現実にトイレや洗面所がわからなかったことがある場合は、認定調査員に話されるとよいでしょう

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 506;人生振り返りが大切 | トップ | 508;老いの風景〔7〕「色欲」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

上手な介護サービスの活用処方」カテゴリの最新記事