冬の川にしろさぎ一羽
第52話「要介護認定調査の項目」 〔49〕 第5群 社会生活への適応
1月余り掲載もなかった「要介護認定調査の項目」
今日から第5群の社会生活への適応を開始する
社会生活の適応は、薬の内服、金銭の管理、買い物、簡単な調理と
日常に意思決定能力、集団への不適応について調査を行う
5-1 薬の内服
1.介助されていない
2.一部介助
3.全介助
ここでいう「薬の内服」とは、薬や水を手元に用意する。薬を口に入れる、飲み込む(水を飲ませる)
という一連の行為のことである。
1.「薬の内服」の介助が行われていない場合をいう
2.薬を飲む際の見守り、飲む量の指示等が行われている
飲む薬や水を手元に用意する
オブラートに包む
介護者が分包する(薬局で分布されている場合は含まない)
3.薬や水を手元に用意し、薬を口に入れるという一連の行為に介助が行われている
・インスリン注射、塗り薬の塗布、内服以外のものは含まない
・経管栄養(胃ろうを含む)などのチューブから内服薬を注入する場合も含む
※独居や日中独居等により介護者が不在のために適切な介助が提供されていないため、
飲み忘れが多く、その結果、血圧の管理が不十分な状態であるときは、「一部介助」を選択する
薬の種類や錠剤の数が多く、こんなに薬を服用して副作用がでないのか、心配してしまう
薬が多いため、胃薬と運動不足から便秘薬が必ずと言っていいほど処方されている
私ごとだが、慢性腎不全症と腎移植後の安定を保つために、朝夕の2回服用で7種類14錠を服用
目立った副作用は、骨が脆くなる、踵(かかと)の水虫(鏡餅のひび割れみたいな症状)、
女性ホルモン(胸がいくらかふくらむ)がある。
朝食後の薬は大切なだけに、服用させることが肝要である。
薬の説明書(効能と副作用)を必ず読む
ケアマネジャーや老人介護に携わる人は、老人がどんな薬を服用しているか、知ることが大切
(薬は看護職員や薬剤師の仕事だと思わないこと)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます