老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

600;上手な介護サービスの活用処方 第51話「認定調査の項目」 〔48〕 「話がまとまらない」

2017-12-10 10:56:26 | 上手な介護サービスの活用処方
上手な介護サービスの活用処方 第51話「認定調査の項目」 〔48 
         4-15 話がまとまらない(有無)

 ここでいう「話がまとまらず、会話にならない」行動とは、話の内容に一貫性がない、話題を次々
と変える、質問に対しては全く無関係な話しが続く等、会話が成立しない行動のことである。


1.ない
2.ときどきある
3.ある

 いわゆる、もともとの性格や生活習慣等の理由から、会話が得意でない(話下手)等のことではなく、
明らかに周囲の状況に合致しない行動のことである。


認知症の症状が進むと、相手が話されている言葉そのものの意味がわからず会話が成立しなかったりする。
認知症高齢者にも取り繕いがあり、一見会話ができているように見えている場合もあるが、実際は話の内容について理解していない。

認定調査とは別に、日常生活において
認知症老人の話が間違っていたり、まとまっていなかったとしても、
それを訂正したり「間違いだよ」と言ってしまうと
その人とは話をしなくなってしまう。

認知症老人同士が会話している脇で聞いていると
お互いに話が噛み合っていなくても
相手の話を否定せずに聴いているから、
ふたりの会話は続いている。
認知症老人から「聴く」ことの大切さを学んだ

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