妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

介護日記から(49)バッグを忘れてきた

2011-10-12 01:21:30 | アルツハイマー型認知症

アルツハイマー病の妻 現在 要介護5で老健に入所中です

特養のデイ利用時の日記です

平成17年6月21日(火)

注:6月19日(日)

肌身離さず持ち歩く バッグ なんと施設に忘れてきました

20日(月)はデイは休みだった

日曜日 デイから帰って別のバッグを出してきて

中を見て「お金が無い!?」と言うので

何時も持って行ったバッグは 施設に「忘れてきた!」

と説明しても、わからないので施設に取に行ってきました

 

バッグいじりが生活の全てだと思った

 

月曜日PM9:00過ぎても横にならないので

もしかして、薬を飲まなかったのでは、と思い

改めて飲ませると、数分で眠ってしまいました

 

振り返って

家にはバッグはいくつもあります。

妻は昔から倹約家なのに、何故かハンドバッグを見ると

何かに、たたりつかれたように、異常な関心を示した

ハンドバッグだけで7,8個 その他のバッグも7,8個あります

もし忘れてきたバッグ 一つしか無かったら

どんな反応を示したか?

たぶんバッグそのものの存在は頭の中に無い

と思う

 

バッグを目視して初めて異常な行動が

起きるのだと思う

 

事実、施設でバッグを預かると言って

見えない所に置くと、自分のバッグの存在を

忘れていると

連絡帳に記入があります

 

施設からの便り

今日も沢山のお仕事を、お願いしてます

いつも快く、お手伝いをして下さって仕事をしていると

奥様も嬉しそうです

その後、感謝の気持を伝えると

照れながらも、とても嬉しそうです