妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

デイサービスの頃をふと思い出しました

2012-05-12 22:41:14 | 日頃気になること

昨日 施設に夕食の介助に行った時。

私の隣で食事をしていた入所者さんが 食事代を払わなければと思ったようで

「 うちに お金を取りに行ってくる 」 と言ったのです。


このことで思い出します。


妻が特養のデイサービスを利用してた時 施設の車が家に着いた時

妻は よく職員さんに 「車代は・・・」 と言ってました。


その都度 「車代は旦那さんから貰ってます・・・」 と受け答えてました。

妻は納得してました。


この時 「車代はいらない」 と言われると 理由がわからず混乱したと思います。

毎回のように言ってました。


また 後から下りる利用者さんに 「うちに寄ってって・・・」 と声をかけ

毎回 その利用者さんは下りようとしました。


職員さんは 「〇〇さんは お家のひとが帰りを待っているから 家に帰りましょう」

と説得しました。


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妻にとっては 今起きていること・何かをしようとすること・全てが新しい始めての

行動・決断で今までの経験・記憶が瞬時に行動に連動出来ないし 時間を掛けても

途切れたままになっていると 私は観察しました。


身体が覚えている単純な一工程の作業は以前と同じに出来てます。

例えば食器洗い。洗うだけで そのままだった。


仕舞う段階は別に指示を出していた。


6~7年前の妻の状態は 少し見守るだけで日常生活は自力で

何とか出来ていた。


今は全介助で声も発しません。

無表情です。